音質重視でコンパクトかつ軽量なベース用キャビネット。

このところベーシストの間で以前にも増して、良質の小型アンプやキャビネットなどを求める傾向が顕著になって来ています。小型でクオリティには妥協しない製品を望む声はかつてないほどに高まって来ているのではないでしょうか?

そんな中、つい最近発売されたPJBの小型ベース用キャビネット『C-4とC8』が脚光を浴びています。下の写真はヘッドがPJB D600、キャビネットがC4とC8。(PJB Express pdfを参照

PJB D600: ベースアンプ
450w(4Ω), 2-ch, 5-Band EQ, Comp Limiter, 3kg,
(定価:¥92,400・本体価格:¥88,000)

PJB C4: スピーカーキャビネット
許容入力400W(8Ω), 4 x 5″ PJB Piranha Speaker,
11.9kg, 幅36cm  x 奥行32cm x 高さ34cm
(定価:¥58,800・本体価格:¥56,000)

PJB C8: スピーカーキャビネット
許容入力800W(4Ω), 8 x 5″ PJB Piranha Speader,
12.9kg, 幅36cm x 奥行 32cm x 高さ64cm
(定価:¥99,750・本体価格:¥95,000)


このC4 キャビを使用した製品レポートがマルチベースプレーヤーの池田達也氏から届いたので紹介させてもらいます。

——————- 以下、池田達也氏のコメント ——————-

先週、フリューゲルホルン奏者の土濃塚隆一郎氏(http://www.tonozuka.net/TOP.html)が率いるグループで東北方面へのライブ・ツアーを行ったのですが、通常のライブとは違った環境での演奏なども控えていた為、これを機会にPJB C4 キャビネットを試してみました。PJB D-600 & C4 の組み合わせにより、音質面の素晴らしさのみならず、搬入搬出時の負担も軽減され、快適にツアーを終える事が出来ました。

 

これまで“ここぞ”という時にはSuitcase を愛用してきたのですが、Suitcaseの音質やパワー感、拡張性といった点は本当に魅力的で満足はしているものの、アラフィフ(!?)の身としては、22.5kgのSuitcaseを抱えての階段昇降が身に応えるようになってきたのが本音でありまして、特に夏場の猛暑の中での階段搬入となると、その後しばらくは演奏どころではありませんでした・・・。

・左:Suitcase(上)と4Bキャビネット
・右:D600ヘッド、C4、C8キャビネット

その点、PJB D-600は僅か3kgしかありませんし、C4 キャビネットも“ピアニア”スピーカーを4基搭載していつつも約12kgの重さで、それぞれ個別に運べますから、運搬時の負担を大きく軽減してくれる事となりました。かと言って、音質面で妥協した訳ではありませんから、“嬉しい”の一言に尽きる感じです。C4 と同じく“ピアニア”スピーカーを4基搭載したキャビネットとして4B がありますが、キャビネットの構造の違いにより、両者にはサウンドの傾向に若干の違いがあるように感じています。低域から高域までフラットな特性でクセを感じないクリアーなサウンドの4Bに対し、C4はホンの僅かながらも中低域寄りの“元気の良さ”を感じさせるサウンドでキャビネット自体の板厚が変更されているせいか、キャビネット自体の鳴る感じが増していて、PJB Express にも記載されていたように、正に“絶妙な心地良さで鳴る”キャビネットだと実感しました。

4Bをはじめ、これまでのピラニア・キャビネットは、ハイエンド・オーディオやプロ・ユースのスタジオ・モニターを彷彿させるサウンドだったのに対し、C4からは、ベース用のキャビネットとして焦点が絞られているように感じました。原音に忠実なクリアな音質や音の伝達性、音ヌケの良さという点では4Bに軍配が上がろうかと思いますが、誤解を恐れずに述べるなら、C4の方がベース用キャビネットとして特化していると言えるかもしれません・・・。僕は数年間に亘ってPJBを愛用してきましたが、他のベース用キャビネットでは感じる事の出来ないピッキングの対する反応の速さ、そしてロー・エンドにおいてもピッチが明瞭に聴き取れる、輪郭のハッキリとしたワイド・レンジなサウンドはPJBの“ピアニア”スピーカーが随一だと確信しています。更にベース用キャビネットとしての魅力を損なう事なく、イイ感じにダウンサイジングされている点については、流石はオーディオ界で“天才デザイナー”と評されるPhil Jones氏が手掛けたキャビネットだと納得しています。

D-600 & C4は、音色や音量の面において、小型軽量なサイズからは信じられないような高品位なサウンドが得られますから、機動性と音質面を両立させた最高のマッチングだと述べても過言ではないでしょう。僕自身のメイン・アンプの座がSuitcase からD-600 & C4となる予感と共に今後の活躍にも期待を寄せています。また、近い将来、様々なシチュエーションを踏まえC8も是非試してみたいと考えています。

添付した写真は、青森県黒石市の“重要伝統的建造物群保存地区”にある「音蔵・こみせん」でのライブの際、セッティングの途中に撮った写真です。ステージの背景に「ねぶた祭り」でお馴染みの津軽地方の伝統的な武者絵が掲げらていたのが印象的でした。

池田達也オフィシャルサイト
PJB日本語サイト

 

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