2016NAMM速報 – 超小型で超クリーンなベースアンプ
アンプというのは、音量が小さくなる程に高音も低音も貧弱になりがちなもの。とはいえ家で練習する時には大きな音が出せない。このジレンマを解消するというコンセプトで開発されたベースアンプがQ400。
大きさは一辺20センチぐらいの正方形。一見すると入門用の安価なベースアンプにも見えますが、その実力は全く本物。実はこのアンプ、昨年のNAMMショーでも展示されていましたが、できたばかりのプロトタイプという感じで、音質やスペックなどは未完成な雰囲気でした。が、今年はさらに完成に近づいたようです。
入力はミュートを含む2段階の感度セレクターとゲイン。続いて3バンドイコライザーとマスターボリューム。それに外部入力ジャックとレベルコントロールも備わります。
またベースアンプとしては画期的な、Bluetoothにも対応。外部音源を無線で鳴らすこともできます。
スピーカーはなんと2.5インチという超小型。ベースアンプ用のスピーカーとは信じられません。しかし、これが小音量でも、素晴らしい反応と透明感をあるサウンドを生む秘密。ネオジミウムマグネットを使用した新開発のスピーカーです。出力は70W。
また超小型なのに、大変充実した低音が出るのは、背面のパッシップラジエーターのおかげ。これはベストセラーモデルDouble Fourの技術を更に磨きをかけたタイプとのこと。
デジタルで制御されたキレのあるトーンを、超小型のスピーカーとパッシブラジエターで鳴らす事で、家で鳴らす音量域で、最高にバランスのとれたプロサウンドを生み出しています。
極めてシンプルで明確なコンセプトながら、なかなか実現の難しいテーマに、独創的なアイデアで形するあたり、まさにフィルジョーンズならではですね。
実際の日本での販売は時期未定、追って情報ご案内していきます。