Anthemとは? L.R.Baggs製品探求Vol.4
現在L.R.Baggs製品の問い合わせの中で一番多いのがAnthemについてです。
その中でTop3の質問は …
(1)Anthemとは?
(2)AnthemとAnthem SLの違いは?
(3)どんな音がするのか?
すでに当社本サイトやこのブログでもお伝えしていますが、あらためて完結にまとめた情報としてお届けしたいと思います。
(1)Anthemとは?
ご存知のように一般的な人間の可聴範囲は20〜20,000Hz(ヘルツ)と言われています。その帯域の中で低域の音質の要となるのは200ヘルツ前後まで、その上の帯域がざっくりですが中域〜高域となります。
アンダーサドルピエゾとマイクでそれぞれ全帯域のバランスを取ってミックスすると言う今までの一般的なデュアル・ピックアップとは異なり、Anthemでは200Hzまでを低域〜中低域に強いエレメント、それ以上の中域〜高域に威力を発揮する新開発のTru-Mic(Pat.P)が受け持ち、今までにない真に純粋なギターの持つ本来のサウンドとトーンを引き出すことに成功しました。さらに詳しくはAnthemカタログPDFをご覧ください。(下の写真はフルバージョンのAnthem。)
Anthemプリアンプ・コントローラー取り付け後の写真。ElementとTru-Micのミックス、マスターボリュームが手元でコントロールできます。
下はAnthem取付後のボディ内の写真。
(写真上から)ネックとの接合部に9Vバッテリーホルダー、サウンドホールにプリアンプ・コントローラー、サドルの下にElementピックアップ、ブリッジの裏側にTru-Mic。
(2)AnthemとAnthem SLの違いは?
Anthemのラインナップには、フルバージョンのAnthem(定価¥59,850)とスタンダードバージョンのAnthem SL(¥39,900)があります。
<Anthem>はElementとTru-Micの音量バランス調整、Tru-Micのゲイン調整などが細かく設定できます。
<Anthem SL>の方はElementの出力は固定でTru-Micのゲイン調整と全体音量のみが調整可能です。
細かい調整をしたいプレーヤーにはAnthem、シンプルな調整でギター本体に余り色々と取り付けしたくないと言うプレーヤーにはAnthem SLをお勧めします。(下の写真はAnthem SL)
こちらはAnthem SLのプリアンプ・コントローラーを取り付けたところです。マスターボリュームが手元で調整できます。
(3)どんな音がするのか?
行き着くところ最大の興味はそのサウンドでしょう。
以前このブログでご紹介したUSA Premier Guitar誌での試奏レコーディングレポートでそのサウンドが聞けます。あまりのリアルさに、この雑誌の編集者もレコーディング・エンジニアも驚嘆したようです。こちらからそのサウンドを聴けます。
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<その他、Anthem関連情報>
USA Acoustic Guitar誌で、
Anthemは最も革新的な新製品としてGoldアウォードを受賞しました。
そのAcoustic Gutar誌でAnthemが紹介されたビデオがこれです。
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(注)
●Anthem, Anthem SLのサウンドを最大限に反映させるには、
アコースティックギターを熟知した専門店のリペアマンの取り付けを強くお勧めします。
●またメンテや調整を受けるには、
L.R.Baggsの正規代理店である当社が輸入した正規品である必要があります。ご購入の際は下記のように丸いシールがパッケージに貼ってあり、マニュアルと保証書が同梱されていることをご確認の上お求め下さい。正規輸入品でない場合、種々のサービスに制約がありますのでご注意ください。Anthem, Anthem SLなどL.R.Baggs製品は正規特約店にてお求め下さい。