Rumble MOD. Ver.2発売開始
Rumble MODはHAOの中でもロングセラーを誇る代表モデル。実は数ヶ月生産を停止していました。その訳は …..
ケースを新しくする準備をしていたのです。
そしてようやく、新Rumble MOD.Ver.2として2月末より出荷開始されました!
外観は一見ほとんど変わりませんが、やや小振りで軽量になりました。
ケース変更の主な理由は下記2つです。
(1)今までのケースは鉛がメインのオリジナル鋳物であったためヨーロッパ方面への輸出ができない状態でした。RoHSというヨーロッパのEC特定有害物質の使用制限で指定されている鉛などを使用する製品は輸出ができません。今回アルミダイキャストケースを使うことにより、ヨーロッパのお客からの要望に応えVer.2の新Rumble MOD.は輸出が可能となりました。
(2)初期モデルのRumble ODS.のファンも未だに根強く有り、Rumble ODSの澄んだサウンドとその立ち上がり、分厚いサウンドのRumble MOD. Ver-1のピッキング時のサウンドの食いつき感、などはそれぞれ個別の魅力となっています。使用するケースのサイズや材質でそのサウンドは大きく変わることも考慮に入れ、それぞれの良いところを今回の新Rumble MOD. Ver.2のサウンドコンセプトとしました。
実は同じ回路基盤と部品を使ってもケースの大きさ、サイズ、重さ、塗装の材質と塗りの厚さなどの全てが影響しあい、その組み合わせによってはサウンドとトーンは大きく変わります。ケースを変更することだけで数ヶ月かかったのはこれを検証しながら音決めをする期間が必要だったわけです。
<Rumble MOD. と新Rumble MOD. Ver-2のスペック比較>
(1)基本回路/基盤/ツマミ/スイッチなどの変更はなし。
(2)On/OffのLED位置をより視認性の良いフットスイッチ左側に変更。
(3)初期型のRumble ODSと同じアルミダイキャストケースに変更
(4)重量:Ver.2のRumble MODは365g。(Ver.1は493g)
(5)新Ver.2サイズ:117(L) x 91(W) x 34mm(H)
ああ・旧Ver.1サイズ:122(L) x 101(W) x 36(H) mm
下の写真: 左/Rumble MOD.Ver.1、右/新Rumble MOD.Ver.2
塗装は以前と同様のゴールドカラーのハンマー塗装。Ver.1では(左)裏蓋はむき出しの塗装なしでしたが、今回のVer.2では本体同様にゴールドのハンマー塗装としました。価格はVer-1よりもコストアップになりますが据え置きの同価格、¥31,290(本体価格¥29,800)としました。
******* Rumble MODの軌跡 *******
<2001年 Rumble ODSの発売を開始>
Dxxbleアンプのサウンドを再現することを意図して開発。
今回と同じアルミダイキャストのケースを使用。
<2003年 Rumble MOD.(Ver.1)として販売を開始>
アメリカでの販売をスタートするにあたり基盤をより厚く設計し、
ケースも鉛中心のオリジナルに変更。
ODSと比べサウンドは全体的に分厚いサウンドに。
<2013年Rumble MOD. Ver.2を発売開始>
オリジナルのODSと同じアルミダイキャストのケースを使用。
MOD.Ver.1と比べ、やや小さく軽量に。
サウンドは全体的によりタイトで抜けの良いサウンドに。
いつも通り1台づつ入念にチェック。検品して出荷する時は子供を世の中に送り出すような心境になります。
ということで、
新Rumble MOD. (Ver.2)を最寄りのHAO特約店にてぜひお試し下さい。ゴールドの裏蓋が目印です。
Ver.1か新Ver.2かは、良い悪いということより音のニュアンスと好みの違いでしょう。店頭での残りが少ないと思いますが、Ver.1(裏蓋塗装なし)の太めのサウンドが気になる方は同様に最寄りのHAO特約店でお探し下さい。