期待のヘッドアンプD-600レビュー
2011年1月のナムショーで発表された、フィルジョーンズ期待の新モデル、
2チャンネル軽量小型ベースアンプヘッドD-600。
先日サンプルが届いたと当ブログで報告しましたが、
今日はもう少し詳しくレビューします。
デジタル電源およびパワー回路を採用しており最大出力は600W。
5バンドイコライザーを備えた2チャンネル仕様で、もちろんリミッターも装備。
フィルによれば、2チャンネルの仕様は、まったく同じとの事。
Bass CUBで好評の外部入力用AUX-inがフロントに付いているのが嬉しいですね。
気になるのは、Aux-inの横にあるラインインジャック。
これは外部プリアンプからの入力用という事ですね。
さらに背面にはFXセンド/リターンもあります。
つまり2チャンネルインプット、ラインイン、AUXインときて、
さらに裏技でFXリターンからも入力できますから、
無理すりゃ5インプットが可能という事になりますよ。
どんだけ入力させる気ですか、このアンプ(笑)。
いや、さすが、いつも何か違った事を追加してくる
フィルジョーンズだけの事はあります。
サイズは300 x 75 x 250mm 重さは3.0Kg
600Wアンプがわずか3キロでこの小ささ。片手で持てます。
続いてサウンドチェック。
PJBの特長である、ピュアトーンとも称されるあくまでフラットなサウンド。
さらに言うなら最近のフィルジョーンズ製品が出すサウンドを引き継いでますね。
Flightcase、Bass CUBなどと同じく、軽快でキレの良いトーン。
BriefcaseやM-500が(良い意味で)古典的で落ち着いたサウンドだとすれば、
このD-600は、もっと軽快なスピード感と透明感のあるサウンド。
や、このキレの良さはジャズベースに合いますね。音の輪郭がくっきり出ます。
思わず弾き続けてしまいました。スラップにも反応が良いし。
以前の小型ヘッドD-200でやや足りなかったパワー感もばっちりです。
なによりハンドリングが良い。
ギグに持っていくのに最適のヘッドですね。
気になる価格と発売時期は、、、申し訳ありません。まだ未定です。
なんとか夏前には発売できるようフィルジョーンズにお願いしています。
もう少々お待ち下さい。