やっぱり合体ってカッコいい!PB-300レポFlightcase編。
このところ集中してレポートしてますPJBの新モデル、
250W出力を持つパワードスピーカーPB-300。
(前回のレポはコチラ)
今回はその第4回目、PJBで最もユニークなベースコンボアンプ
Flightcaseと組み合わせてみました。
上がFlightcase、下がPB-300。この2つ横幅がぴったり同じです。
てことは、このFlightcaseとの組み合わせを想定して設計されたのでしょうか?
バスレフポート(3つの穴)も上下で揃って、何とも個性的な外観です。
ここはスタックではなく、あえて“合体”と呼びたい!
これだけで“このベーシストただ者じゃないなっ!”と思われるかも?
Flightcaseが150W、PB-300が250Wで、合計400Wコンボになります。
Flightcaseはスピーカーが判りやすいように、カバーを外してあります。
Fligthcaseの特長である上向きスピーカーが 見えますか?
Flightcaseはアップライトベーシストにも人気があるので、
アップライトでも試したかったのですが、残念ながらすぐに用意できる
機材が無かったので、 おなじみジャズベースでサウンドチェック。
通常のトーンから、アップライトを意識したトーンまで試してみました。
結果から言うと、コレが一番面白いかも。やはりこのモデルを想定して
PB-300のトーンが決められたのかと思う程、相性が良い感じです。
低音域の深みがグッと下がり、それによりサウンドのリアル感と
パンチが 一段と広がります。
例えるなら、Fligthcase単体ならピアノトリオのギグに最適だし、
PB-300を加えれば、エレキギターやホーンが入った大人数のバンドでも
余裕の音量と音圧が得られる、と言えば伝わるでしょうか。
前にも書いた気もしますが、このPB-300は接続した機材のキャラクター
を素直に増幅しつつ、一段深い低域を加える感じです。
この感じは、音量を稼ぐ場合でも、スピーカーの口径を替えるのではなく、
どこまでも5”スピーカーの増減で対応していく事で、トーンの変化を最小限
に押さえるという、PJBのコンセプトが伺える気がします。
さらに、上にも書きましたが、
アップライトベーシストがお気に入りのFlightcaseの特長、
上向きのモニタースピーカーとコントロール。
PB-300の上に乗る事で、一層プレイヤーに近づくので
モニターのしやすさも操作性も上がります。
フィルジョーンズそこまで考えた?だとしたらやっぱりスゴイですね。
接続する機材の素性が一層はっきりするPB-300は、
やはりPJBならではのピュアサウンド。
発売は来月7月の予定です。