セカンドサンプルはホワイト仕様で到着!"Double Four"レポ Vol.4
お待たせしました。非常にお問い合わせの多い注目の新製品の続報です。
もうすでに何度もご紹介しております、PJBの新モデルDouble Four(ダブルフォー)の最新情報をお伝えします。
前回到着したサンプルは、小型アンプのベストセラーBass CUBをさらに下回るサイズでありながら、驚きの本格低音が出て来て正直かなり驚きました。これは色々な可能性を持ったモデルになると確信していた我々でしたが、その直後突然フィルジョーンズから連絡が入って、仕様が大幅に変更になるとの事。またまた予想外の展開に戸惑いを隠せない我々でしたが、ようやくその変更されたセカンドサンプルが到着したので、さっそくレポートさせていただきます。
これが、そのセカンドサンプル。カラーがいきなりホワイトに。もちろん定番のブラックも用意されるとの事ですが、まったく新しいホワイト塗装のお目見えです。で、目立つののは、側面にあるハンドル。前回は何もついていなくて、正直片手で持つのにちょっと苦労したんですが、これならサッと簡単に持ち運べます。見た目にもヘビーデューティな雰囲気になりました。
後ろは、もちろんこのDouble Fourの秘密でもある、パッシブラジエター部。乱暴に言ってしまうとコイルを持たないコーン紙のようなもので、サイズを超えた低音はここで作られます。さすがフィル・ジョーンズならではの発想とアイデア!パッシブラジエターを採用した楽器用のアンプは世界初ではないでしょうか?
こちらが全体。ホワイトのベースアンプっていうのは、サイズが小さいのも相まって、ありそうで無い斬新な感じです。こんな小さくキュートなのに本格的なサウンドが出るDouble Fourには思わずそそられますね。
縦置きで使うこともできます。
で、一番改良された点はコントロールパネルにあります。シンプルな1チャンネルモデルに生まれかわりました。コンプレッサーも手動ではなく、内部で自動で働くタイプに変更になっています。前回のサンプルで2チャンネルだったスペックが、なぜスペックダウンともいえる1チャンネルになったのか?
それは、このモデルのコンセプトである、最小のプロベースアンプという意味をより明確化するためです。このサイズであれば机の上でも邪魔にならずベースの練習に集中できます。その目的に2チャンネルは必要ないと割り切り、その分価格を下げてより多くの人にPJBサウンドを楽しんで欲しいというフィルの願いが込められているからです。ベース用には1チャンネルですが、ステレオ外部入力チャンネルはしっかりと装備しています。
人気モデルBass CUBと並べてみました。スペック比較は下記の通り。Bass CUBの奥行きがDouble Fourの横幅とほぼ同じです。
Double Four (左) 280(W) x 160(H) x 190(D)mm 重さ3.9Kg
Bass CUB (右) : 306(W) x 197(H) x 275(D)mm 重さ6.0Kg
Bass CUBが、2チャンネル仕様、自宅練習はもちろん、ちょっとしたライブまでこなせる、現場指向のアンプだとすれば、対するDouble Fourは、シンプルな1チャンネルで、より練習とDTM等をメインとした自宅指向のアンプと言えるでしょう。とはいえ、このDouble Four、60Wのデジタルパワーで、かなりの音量が出ますよ。
おそらく、これから大きくは変わらない形で、年末までに製品化されて、日本でも発売開始される予定。次回のレポートでは、より具体的な発売時期と気になる価格を発表できると思います。ご期待下さい。