神戸利一のPJB製品レポ Vol.1スタート!
全国レベルで、名古屋のセッション・ベーシストと言えばこの人、神戸利一。最近PJBファミリーに加わったオールジャンルで真剣度200%のベーシスト!新旧のフィル・ジョーンズ製品をチェック検証する連載レポートをスタートします。
まずは10月中旬に発売予定のベースキャビネットCAB27から。2×7″+3″、許容入力200″、8Ω、OPEN実勢価格¥29,800。写真から製品案内へ。10月9日現在ではまだPJBJAPANウェブには掲載されていません。
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神戸利一レポートVol.1
(原文のまま)
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「Phil Jones Bass new product report Cab27
7inch×2+3inch tweeter×1、200W/8Ω
正直言って大きさが写真から予想出来なかった訳ではありませんでした。何せ僕はCab47は持ってるので…実際の27は結構大きかったです。なので音もスピーカーが2発少ないわりには大きく通ります。ただし47と明らかに違うのはツイーターの干渉度で、スピーカー4発に対してのツイーターと比べると2発しか無いという事でツイーターか発する倍音の絡み方が艶やかです。この二台に関してだと47が重く27が軽いのかな?でも27が軽いって言っても低域はしっかり確保されてるから決して比重が軽いって訳じゃないんでやはりツイーターの干渉度でしょう。
(D600, 2 x CAB27)
D-600とBP-800とを繋いでそれぞれ鳴らしてみるとD-600は少しLo TREBLEを下げてツイーターの干渉を抑えましたがBP-800はほとんどフラットで使ってちょうど良かったです。やはりヘッドの特性が反映される素直なキャビなんですね。
あっ、そうそう!PJBファンの中にドロップや多弦派が多いと伺ったので一つ!Cab27はそんなあなた方の強い味方になってくれます。試奏でlow-B開放鳴らしましたが音程感抜群です。あとlow interval limitedに強く低域の隣接も何のその、濁ればチューニング狂ってるだけって判別されちゃうほど周波数帯干渉は薄いです。コード弾きやタッピング派の皆さん、ヨダレ出てますよ?
(D600, 2 x CAB27)
…と言うのは一台での話で、27を二台リンクさせると話は一転します。ツイーターが計2発になるのにスピーカー4発の方が色濃く出ます!D-600はさすがに元気の良いヘッドなので高域を若干抑えましたがBP-800は高域作ってそれに合わせて低域も上げました。結果として重みのある低域と抜けを支える豊かな高域のブレンドができました。もちろん一台の時同様、low-Bの音程感や音像はパーフェクト!BP-800 & Cab27×2がベストチョイス、2019のトレンドになりそう?
(BP800, 2 x CAB27)
最後に。D-600で使うならCab47と27のリンクは最強です。実は僕のスタイルだとこの組み合わせがマッチします…どこかでこれやれないかな?」
p.s. 神戸レポート続く。
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