2016NAMM速報-PJB史上最高のコストパフォーマンス!
フィルジョーンズのアンプといえば、ハイエンドな音質のプロ仕様アンプとして定着していますが、その音質の分、価格的に初心者には手の出しにくいモデルが多かったかもしれません。
しかし、今回NAMMで、ずばりコストパフォーマンスをコンセプトにした製品が登場。価格を抑えたPJBプロサウンドのライブ用ベースアンプ、それが”Session77”です。
装飾分のコストを抑えるため、見た目はシンプル。いつものPJBのプロ機器っぽい外見とは少し違います。ですが、これが逆にすっきりとしていい感じ!
出力100W、横幅40cm縦30cmほど。Bass CUBやDouble Fourなどの、あっという程の小型ではありませんが、キャビネットが大きい分、自然な低音がしっかり鳴ってくれそうです。
コントロールはミュート及び入力ゲイン切り替えスイッチを含む本格的なもの。トーンコントロールにはBass CUBやDouble Fourで定評の3バンドを装備。AUX入力も備えます。
ノブはファンシーな感じで、ちょっとコスト削りすぎかなぁ、と思っていた処、発売されるモデルでは、もっとデザインの良いノブが採用になるとこのことで、一安心(?)
そして、特徴的なのがスピーカー。PJBの代名詞でもある5インチではなく、新開発の7インチを2発。そしてなんと初のツイーターも搭載しています。これによりハイの抜けは素晴らしく良いです。スラップの音も気持ち良い。
実は事前にPJBからの情報でコストパフォーマンスモデルが出ると聞いていたんですが、PJBサウンドが保てるのかなと心配でしたが、逆にびっくり。ワイドレンジで素直に良いアンプに仕上がっていました。低音も締まっており、チープなアンプのサウンドとは全く別物。反応の良さと音の締まりは妥協ないPJBサウンドそのものです。
気になる価格は、アメリカでのストリートプライスが399ドル。今までのPJBアンプに比べると半額とは言わないですが、それに近いぐらい安い価格です。この価格でもしっかりPJBサウンドですから、これは売れるでしょう。実際NAMMの会場でもかなりの受注が入った様子でした。
日本での発売は春頃を予定しています。価格も間もなく発表できると思いますが、この上のグレードのSuitcase Compactなどと比べると、かなり魅力的なプライスの製品になりそう。
Session77、こいつは今年の台風の目になりそうな予感がします!