2016NAMM速報 – EASTWEST STUDIO vol.2
EASTWEST STUDIOのStudio3は1960年代のBech Boys, Mamas & Papasから始まりMuse, Rihannaなど多ジャンルの歴代アーティストのレコーディングで使用されています。そのいくつかのアーティストと作品名が下記です。
Studio-3でのレコーディング:
The Beach Boys record “California Girls” “Monday, Monday”, The Mamas & the Papas record “California Dreaming” “Pet Sounds” “Dancing in the Street”, Herbie Hancock “Monster”, Donna Summers records Cats Without Claws, Stevie Knicks records Rock A Little, The Rolling Stones record Bridges to Babylon, System of a Down record Toxicity, Muse records Absolution, The Mars Volta record De-Loused in the Comatorium, Rihanna records Rated R, Jimmy Cliff’s Rebirth, Richie Sambora records Aftermath of a Lowdown
NEVEの卓にATCのSCA25 Proのースタジオモニター。これを見ただけでこだわりを極めた姿勢を感じます。
Teletronix LA-2A、Urei 1176LNなどのオリジナルビンテージ機器をベースにした本物のレコーディングはアーティストだけでなくエンジニアにとっても大きな意味があります。
OceanwayのトレードマークでプラグインにもなったAスタジオ(2014年訪問時のブログ)と比べると部屋の響きやリバーブ間は少ないが非常にくせのない自然な響き。話している声も、部屋のどの部分で手を叩いても全く違和感のない自然な感じ。ボーカルのみドラムのみで、この部屋をリクエストして録るケースもちょくちょくあるそうです。
時代が変わっても部屋の響きやビンテージ機器を駆使した普遍の音質などでアーティストが指名する理由が分かる気がします。なるほどという静かな感動というんでしょうか、老舗であり現在も高い評価を受け続けることの深い意味がじわっと伝わってきます。
この後、ボーカルとミキシングに特化したStudio-5のレポートvol.3です。