初めてのSession D.I.レビュー
昨日、当社リハスタ、J’zスタジオで3つの異なったアコギ用プリアンプのチェックをしました。
左からVENUE D.I.、PARA ACOUSTIC D.I.そして近日発売のSESSION ACOUSTIC D.I.一体どのように違うのでしょう?
ゴダンのMultiUkeを使用する須玲汰さん(Venue D.I.を使用)と名古屋を中心に活躍するハワイアンミュージックグループKa Waileleのリーダーヒデさん(Para D.I.を使用)が来訪したのでお二人にギターとウクレレを弾いてもらいました。
既存の製品もあらためて聞くと色々なことを再認識させてくれます。
Para D.I.は生々しいサウンドで、通すだけでサウンドにまとまり感が出ます。世界標準と言われる所以ですね。Venue D.I.はPara D.I.に加え、クリーンブーストとチューナーが付き、よりライブでの実戦向きなプリアンプとして、なるほどと思わせてくれます。
Session D.I.をつないで、まずはウクレレでサウンドの違いをチェック。Para D.I.とVenue D.I.では生鳴りのサウンドがそのままD.I.を通してP.A.から聞こえます。Session D.I.を通すと各弦のサウンドが際立ちP.A.オペレーターいらずのようにまとまった心地よいサウンドです。
Session D.I.は入力ゲインで調整しボリューム、とここまでは一般的なプリアンプと同じですが、後は”Saturate”と”Comp.EQ”を触るのみ。
今回はそれぞれを約10〜11時にセット。Saturateの隣のNotch Filterはフィードバックのある時だけに使います。
そして今度はいよいよギターです。
ほぼ同様なセッティングで、Session Acoustic D.I.につなぎ音を出すと、全員思わず「お〜!」という声が。
ウクレレでも大きな効果がありましたが、ギターサウンドでは、そのサウンドの違いが顕著に出ます。まさにスタジオでミックス、マスタリングされたような暖かく、艶があり、しかも立体感と存在感があるサウンドです。
入力ゲインにマスターボリューム、必要な時だけに使うノッチフィルター以外は、SaturationとComp EQのみ。
サウンドをチェックしてもらった須玲汰さんとヒデさんに、思った以上にコントロールが簡単な上に、ツヤと存在感ある立体的なサウンドだと三ツ星クラスのコメントを頂きました。5月の入荷が待ち遠しいですね。
Session D.I.の開発秘話ビデオ、製品情報は下記から。
▶Session Acoustic D.I.スペシャルサイト