Tomに聞いてみました。Ziricote、Pau Ferroとは?
現地時間7月17日、月曜日。トムアンダーソンギターの工房にやって来ました。午後遅くにL.R.Baggsへ向かうので、今回は限定的な内容です。水曜日に再び寄る予定です。今回はギターに使用する材についていくつかの質問をしてみました。
今年から始まったUSAのRosewood規制の関係で今まで余り使われてなかった材も注目されるようになって来ました。トムが持っているのはZIRICOTE・ジリコテ(上)とPAU FERRO・パオフェロー(下)。
下の写真が一番注目されているZIRICOTEの指板材。メキシコ、セントラルアメリカ産でローズよりは若干固めで、木目が変化に富み1本づつ違ったパターン。サウンドはローズに近く最終仕上げではオイルを塗り込むのでもう少し濃い色です。
下の写真はPAU FERRO。南アメリカ産でやや茶色のストライプ。サウンドはZIRICOTEに比べ倍音が少なく落ち着いて柔らかい。このPAU FERROとZIRICOTEの中間がROSEWOODと言うと想像しやすいと思いますが、実際は木目や重さなどで同じ材でも音が変わります。同じブランドの同じモデルでも個体差がある所以でもありますね。
Tom Andersonレポート続く。