話題のAnthem/アンセム先行情報
3月某日、ロスアンジェルスからサンフランシスコ方面へ車で約2時間 半。今年1月にNAMMショーで発表された新コンセプトのアコギ用デュアルピックアップシステム、Anthem/アンセムの勉強会でL.R.Baggsを 訪問して来ました。
L.R.Baggsの中 枢の企画室の一角。
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6月末頃に発売予定のAnthem/ アンセムがのったギター。
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AnthemとはL.R.Baggsが30数年のノウハウを結集し制作した今までにない製品コンセプトのデュアルピックアップシステム。コンピュー ターを使って説明中の社長のLloyd。
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ピックアップの構成は、
Low〜200Hzのサブウーファー的な帯域をElement、250 Hz以上を新開発のバウンダリータイプのコンデンサーマイク、250Hz以上の帯域はElementとこのマイクのMixブレンドが出来る。
200Hz以下(Element)はナチュラルな作動のビルトインコンプレッサー機能を盛り込み過大入力(強いピッキング)時も音が崩れず質の高い サウンドを確保。
テストルームにあるMeyer Soundなどのハイエンドオーディオ機器を使っての環境でも驚異的で高品位な鮮明度と解像度で圧倒的なリアル感と臨場感のあるサウンドを出力する。
下の写真は大きな基盤を使っての実証テスト中のもの。
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最終的に左の小さい基盤に集約。その左はその基盤を収納するケースでギターのサウンドホールに取り付け使用。
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サウンドホールに取り付けるプリアンプコントローラーはVolume, Mix Balancer(ElementとMike)、Phase Switchとバッテリーチェッカー。
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写真左はマイクを収納したケースで、ブリッジの裏側(ギターの中)に取付るもの。
(右の写真はこのシステムの簡易型… 別途説明予定)
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特殊なハウジングと構造でサウンドの要、ギタートップ面のサウンドを幅広い範囲で収集。驚異的なリアル感です。
ところで今回L.R.Baggs訪問のもう一つの目的は、アコギプレーヤーのバイブルとも言えるリットーミュージックのAcoustic Guitar Magazineの 取材もかねています。4月末に発売のこの雑誌に数ページわたって記事が出る予定です。