Tom Anderson 新着情報 – Feb.2022
トムアンダーソン・ギター2022年2月の入荷は4本。生産は若干の遅れがあり1月の入荷はなかったので2022年の初入荷となります。今回も日本初入荷スペックのモデルがありそのキーワードは …
・Satin Light Tabacco burst
・Walnut Top on Swamp Ash
・Black with Orange Dog Hair
・Orange Tom Anderson Logo
・Mocha WakeSurf
どのモデルに採用されているのでしょう?
それでは、全入荷モデルのご紹介します。
ギターズステーション様カスタムオーダ品
Angel, BlueWake Surf (3.32kg)
透き通った青い海が浅瀬からその先に強い日差しで変化していくのがイメージできますね。Blackパーツがブルーをひきたてています。ピックアップはレンジが広くエフェクター乗りにも優れたHCシリーズのハムバッキングPUを2機搭載。H1+とH3はコイルの巻き数と出力違い。H3はブリッジ側でH1+と比べおよそ20%ほど出力が高い設定です。HCシリーズは(Hシリーズも同様)出力の小さい側から、HC1-/HC1/HC1+/HC2/HC2+/HC3/HC3+の順で7種類あり好みのバランスを選択できます。
ナット幅はSTタイプの標準1 5/8″(41.28mm)にHeavyフレット。Vintageトレモロにロッキングペグ。全モデルスタンダードで正確な音程がキープされるバジーフィートンチューニングシステム仕様。2ハム、Volume、Toneにミニスイッチですが、各PUのハムとパラレル、 Toneプルでコイルタップ、ミニスイッチのVA Boostで+6dBのボリュームアップと、シンプルなルックスからとは思えない多彩なトーン作りが可能です。
詳しくは納入先のギターズステーションで。
プレミアムギターズ様カスタムオーダー品
ANGEL, Satin Light Tobacco Shaded Edge (3.10kgg)
WalnutトップのTom Andersonは今回日本初入荷!しかもSwamp Ashボディとの組合せも日本初!本国USAではちょくちょく見られるものの日本ではサテンフィニッシュも久し振りの入荷です。メイプルネックに木目の濃淡がはっきりしているジリコテ材。見た目の感覚で選ばれることが多いジリコテですが、材の持つトーンは限りなくローズウッドに近いとのこと。
トレモロレスのFixedブリッジにロッキングチューナー。コントロール系は1V. 1ToneにVA Boostのミニスイッチ。HCシリーズのハムと比べ、どっしりとした中〜中底域の押し出しが際立っているのがHシリーズ。HCシリーズと同様に、出力の弱い順から、H1-/H1/H1+/H2/H2+/H3/H3+となっています。今回の場合はH1+がネック側、H2+がブリッジ側。ネック側で選んだ出力からやや高め(2〜3段階上をブリッジ側に)のコンビネーションを推奨していますが、好みでチョイスできるのがいいですね。オーソドックスな基本の2ハム組合せはH1-(Neck)にH2+(Bridge)です。
詳しくは納入先の、大阪アメリカ村の池部楽器プレミアムギターズまで。
BIGGBOSS名古屋店様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Black w/Orange Dog Hair (3.44kg)
犬好きのトムが名づけたのでしょうか?ふさふさの毛に覆われた大型犬の体にオレンジの毛があちこちに混ざっているような感じです。このBlack with Orange Dog Hairのカラーは今回日本初入荷です!初めて見るとしばらく目が止まります。Blackハードウェアとの相性もバッチリです。
Floyd Roseの時よりも精度が高いSchaller製ロッキングトレモロにロックナット。この組合せは最近ではレアの部類に入りますが、ドラマチックでダイナミックな音楽表現には不可欠と思われるプレーヤーも多いはず。各ピックアップはハム/パラレル/コイルタップの選択が可能またどのピックアップとのコンビネーションが可能なことに加え、瞬時にブリッジハム1発に切り替えが可能なブローワースイッチで独自のカスタマイズパターンのお構築が可能です。
詳しくは納入先の、BIGBOSS名古屋店まで。
G’Club Shibuya様カスタムオーダー品
DROP TOP, Mocha WakeSurf (3.26kg)
モカコーヒーの産地イエメンとエチオピアに由来するモカコーヒーのイメージのカラーが今回日本初入荷のMocha/モカです。前述のThe CLASSIC, Black with Orange Dog Hairモデルと同様のバリエーション豊富なSiwtcherooスイッチルースイッチングシステムを装備。SCシリーズのスタックドハムPUはSC1/SC2/SC2+の3モデルを基本に、リバースワイアリングのSC1R/SAC2R/SC2+Rの3モデルがあります。(注)ピックアップの数値が高くなると出力もアップします。
ネックはオプションで通常より0.03インチ約0.76mm厚めのファットネック。ナット幅も広めの1 11/16″約42.86mmに極太のヘビーフレット。Mocha WakeSurfフィニッシュなかなかいいですね。やわらかい見た目のフィニッシュですが、相当気合が入ったトーンです。どんなジャンルのどんなギタリストが弾くことになるのか興味深いですね。
このモデルについて詳しくはG’Club Shibuyaまで。
トムアンダーソンギター特約店が独自のノウハウとテイストでオーダーするカスタムモデ ルとは別に、お客様自身がご希望のカスタムスペックでオーダーすることも可能です。詳しくは、Tom Anderson Japanサイトをご覧ください。このようなコロナ禍ではありますが、多くのご予約注文を頂いております。2022年2月現在2022年10月以降のカスタムオーダーを受付けております。
・リクエストの多いピックアップの製品案内はこちらから。
・最新情報はこちら:Tom Anderson Guitar U.S.A.サイト
(注-1)日本では通常フロントPU、リアPUと言われていますが、当ブログでは、USAで標準的な呼び方を採用しています。ネック側のピックアップを「ネックPU」、ブリッジ側を「ブリッジPU」と言う表現です。
(注-2)スケールの呼び名について、通常日本ではGibsonに代表される24 3/4″のスケールをミディアムスケールと呼ぶのが一般的ですが、USAで標準的な呼び方となっている、24 3/4″スケールをショートスケールと表現させていただきます。