Tom Anderson 新着情報 – Apr.2022
トムアンダーソン2022年4月の入荷は合計4本です。MapleトップのピックガードなしのDROP TOPが2本。24フレット仕様のノンピックガード標準モデルANGELとピックガード付きのGUARDIAN ANGELが各1本。今回も数あるオプションの選定がなかなか渋いモデルが揃っています。各モデルについて詳しくは下記納品先の店舗様にお問合せください。では各モデルの特徴的なところを中心に説明させてもらいます。
島村楽器 イオンモール土浦店様カスタムオーダー品
DROP TOP, Arctic Blue Burst (3.26kg)
Flame又はQuilt Mapleトップで、エルボー部分のスムーズで美しい曲線が特徴のDROP TOP。Arctic Blue Burstのカラーっが映えます。AlderボディにスムーズなEven TaperのMapleネック、ナット幅42.86mm、25 1/2″スケール。ギターを手にして弾き始めるやいなや、心地よいスムーズな運指に驚かされます。このモデルは王道のDROP TOP 仕様。ピックアップは中域の押し出しが特徴のHシリーズハムを2個(ブリッジ側はやや出力の高めのH2)、センターはハムシングルのSA1。コントロール系はこのところスタンダード仕様となっているシステム。5-wayセンターで、Toneポットプルをするとネック+ブリッジPU。ミニスイッチは全ピックアップのコイルスプリット。見た目以上のかなりのサウンドバリエーションです。
島村楽器 イオンモール土浦店様カスタムオーダー品
DROP TOP, Cajun Red to Dark Red Burst (3.20kg)
同じDROP TOPでも、このようにバインディングがないと全く違った印象のギターとなりますね。ボディ周りのラウンドエッジはオプションで可能です。ネックとピックアップ以外はほぼ前述のDROP TOPと同仕様。ネックと指板ともにローズウッド。濃いめの赤系フィニッシュCajun Red to Dark Red Burstがキルトメイプルを引立たせています。ピックアップはメタルカバー付きのHCシリーズとSCシリーズで前述のHやSAシリーズと比べレンジ感が広いタイプです。外観は70~80sを思わせスタイルですがサウンドは現代チックなクリーンサウンド。気に入って購入される方がどんな音楽を奏でるのか興味深いです。
島村楽器 仙台ロフト店様カスタムオーダー品
GUARDIAN ANGEL, Arctic Blue Burst (3.34kg)
ANGELは24fretノンピックガードモデル、このGUARDIAN ANGELはピックガード付きです。DROP TOP CLASSICの24fretバージョンです。ダブルカッタウェイはハイフレットのアクセスを考慮してやや深目のカットに。ボディはFlame MapleにスローグローのEastern Basswood。ネックはオーブン仕上げのCaramel MapleにRosewood指板。ピックアップはクリーントーンのHCシリーズハムに通常のシングル系よりもしっかりとした中域のSAシリーズ、ブリッジ側のH2+はネック側H1よりも出力が20%前後アップの標準バランス。ナット幅は41.28mm、フローティングタイプのBaby Floydにロッキングペグ。落ち着いた雰囲気に見えるこのモデルですが、よくよく見ると戦闘モード満載のギターと言えます。
ギタープラネット・エレキ本館様カスタムオーダー品
ANGEL, Natural Bora Burst (3.44kg)
このモデルは24fret仕様のANGEL。キルトとバーズアイが混ざったような独特の木目とフィニッシュに目が奪われます。しかもヘッドストックのロゴカラーがボディと同色。もう一つ大きな特徴がSwamp AshボディがTran White仕上げ。うっすらとSwamp Ashの木目が見えます。Heavy Frets, ナット幅41.28mm, SCとHCシリーズのクリーンサウンドPU。指板を駆け巡るようなプレイを想像してしまいますね。
トムアンダーソンギター特約店が独自のノウハウとテイストでオーダーするカスタムモデ ルとは別に、お客様自身がご希望のカスタムスペックでオーダーすることも可能です。詳しくは、Tom Anderson Japanサイトをご覧ください。このようなコロナ禍ではありますが、多くのご予約注文を頂いております。2022年2月現在2022年10月以降のカスタムオーダーを受付けております。
・リクエストの多いピックアップの製品案内はこちらから。
・最新情報はこちら:Tom Anderson Guitar U.S.A.サイト
(注-1)日本では通常フロントPU、リアPUと言われていますが、当ブログでは、USAで標準的な呼び方を採用しています。ネック側のピックアップを「ネックPU」、ブリッジ側を「ブリッジPU」と言う表現です。
(注-2)スケールの呼び名について、通常日本ではGibsonに代表される24 3/4″のスケールをミディアムスケールと呼ぶのが一般的ですが、USAで標準的な呼び方となっている、24 3/4″スケールをショートスケールと表現させていただきます。