Tom Anderson 入荷情報 – June, 2023
今月6月入荷は合計4本。今月の初は、オーバーペイント(2重塗装)と初納品の店舗様のご紹介。
セントラルミュージック様カスタムオーダー品
T-ICON, Trans Blonde in Distress Level 3
Swamp Ash Body (3.00kg)
Tans Blondeのこのモデルの名は”T ICON”。1962年のF社T-styleモデルと同サイズ、同スペックで、オリジナルを凌駕する演奏性とTom流のビンテージサウンドを目指したモデルです。ボディで一つ違うところがあります。オリジナルにはない右手のエルボーカットがあり非常にスムースに馴染んでいます。1〜3段階に分かれるビンテージダメージ仕様は最高レベルのIn Distress Level 3を採用。細部にわたってオリジナルを踏襲することに拘ったT ICON, Trans Blonde。1962年のオリジナルと比較するチャンスはなかなかないと思いますが、Tomの単体としてのサウンド、オリジナルと比較しての違いは?など非常に興味深いですね。
セントラルミュージック様カスタムオーダー品
ICON CLASSIC, Black Over Plumb Crazy in Distress Level 3
Alder Body (3.32kg)
続いてご紹介するのは’62 STのメインスペックをベースに、ネック回りの演奏性を極めたモデルがこのモデル”ICON CLASSIC”。元のカラーであるPurpleのようなPlumb Crazyの上にBlackをオーバーコートその2つのカラーが経年変化で落ちてできたというカラーストーリーを持つのがこのモデルのビンテージデザインコンセプト。前述のT ICONと同様、1〜3段階に分かれるビンテージダメージ仕様は最高レベルのIn Distress Level 3を採用。ブリッジはボディに埋め込まれたロッキングトレモロBaby Floyd+ロッキングペグ。ん〜そのサウンドが聴きたくなりますね。
ESPクラフトハウス様カスタムオーダー品
TOP-T, Trans Amber
Quilt Maple Top on Alder Body (3.46kg)
TOP TはFlame又はQuiltトップとAlder又はSwamp Ashなどとのコンビネーションでご覧のようにTEスタイルのモデル。セレクトされたピックアップからしてシングルのクリーン系ではなくST系のPUとコントロール系を意図したスペック。ピックアップもTomの中ではスタンダードで中域重視のSAシリーズとHシリーズのコンビネーション。スイッチングはTomの代表的なコントロールシステムであるSwitcheroo Switching System。各ピックアップのon/off, SingleかPararellの切り替えとあらゆるコンビネーション、全てをバイパスするブリッジPUのみに瞬時にセレクトされるBlowerスイッチ付。複雑なようで多彩なトーンコンビネーションが瞬時に自由自在なのが大きな特徴となっている。
ギタープラネット様カスタムオーダー品
QUARDIAN ANGEL, Deep Jack’s Pacific Blue
Flame Maple Top on Limba Body (3.20kg)
24フレット仕様でピックガード付きのモデルがGUARDIAN ANGEL。深いブルーのDeep Jack’s Pacific BlueがFlame Mapleに映えます。このモデルの大きな特徴の一つがボディ材。Limbaはほぼ西アフリカ産でマホガニーよりもやや詰まった材。濃淡がはっきりしているのがBlack Limba、G社 Flying Vのように黒っぽい部分がなくプレーンなものがWhite Limbaと呼ばれています。以前は総称してBlack, Whiteも概ねKorinaと言われていたようです。このギターのサウンドが気になりますね。興味のある方はぜひ納入店のギタープラネット様にお問い合わせください。
トムアンダーソンギター特約店様が独自のノウハウとテイストでオーダーするカスタムモデ ルとは別に、お客様自身がご希望のカスタムスペックでオーダーすることも可能です。2023年6月現在、2024年夏以降の納品予定でカスタムオーダーを受付けております。詳しくは、Tom Anderson Japanサイトをご覧ください。
・リクエストの多いピックアップの製品案内はこちらから。
・最新情報はこちら:Tom Anderson Guitar U.S.A.サイト
(注-1)日本では通常フロントPU、リアPUと言われていますが、当ブログでは、USAで標準的な呼び方を採用しています。ネック側のピックアップを「ネックPU」、ブリッジ側を「ブリッジPU」と言う表現です。(注-2)スケールの呼び名について、通常日本ではGibsonに代表される24 3/4″のスケールをミディアムスケールと呼ぶのが一般的ですが、USAで標準的な呼び方となっている、24 3/4″スケールをショートスケールと表現させていただきます。