発売が待ち遠しいBass CUB Pro Part 2
先週お伝えしたBass CUB Proの情報ですが、
今年1月のアメリカNAMMショーでは、発売時期も価格も未定のプロトタイプとして展示されました。
フィル・ジョーンズ本人も嬉しそうにサンプルを抱えてます。
從來のBass CUBと大きな違いは、
1)ビッグパワー!最大200Wのパワーをこの小さな筐体に秘めています。
2)ハイエンドスペックの5バンドイコライザー。
3)外部スピーカー&モニタースピーカー端子搭載
です。
このうち、3)の外部スピーカー・キャビネットと接続できる点は、大変大きなアドバンテージだと思います。当社に到着したばかりのサンプルでもテストしているとお伝えしましたが、その印象をざっくりとご報告させて頂きます。
【Bass CUB Pro + C2】
見た目そっくりの超小型キャビネットC2 (BC2からC2へと品番が変わりました)との組み合わせ。PJB製品はもちろあん、他社のアンプヘッドと組み合わも多く、サクッと持ってライブで使えると、最近大人気のキャビネットです。
まず見た目のマッチ具合が素晴らしい。どこにも置けそうなコンパクト感、それに反して低音の出方がすごいです。Bass CUB Pro単体と比べて一気にフルサイズコンボのような低音に変化するのに驚きました。
【Bass CUB Pro + C4】
PJBのキャビネットでもベストセラーC4。十分にコンパクトながら、しっかりとした低音が出ると定評のあるキャビネットです。
当然ながら、さらに低音がしっかりと出てきます。もうコレでほとんどのライブは行けそう。
【Bass CUB Pro + C8】
C4が2台分のキャビネット。それでも他社と比べればまだ小型の部類に入ります。
すみません、単体での写真がありませんでした。一番手前の組み合わせがそれです。
単体のC8はロック的というか、多少ブーミーな鳴りなのですが、この組み合わせでは、Bass CUB Proのシャープな鳴りと合わさることで、絶妙な好バランスに感じました。これは良い!
【Bass CUB Pro + CAB47】
PJB初のツイーター搭載キャビネットとして話題になったモデル。今まで紹介したキャビは全てPJBの売りでもある5インチスピーカー搭載ですが、これは7インチスピーカー+ツイーターという組み合わせです。
見た目に斬新で良いです。お客さんから見たら、アンプヘッドはどこ?って感じになりそう。
サウンドは、正直に言えばちょっと不思議な感じ。Bass CUB ProのキャラととCAB47のキャラが混ざり切らない感じと言ったら良いでしょうか。他のキャビほどの一体感はあまり感じられませんでした。他のキャビは全て5インチのスピーカーで統一されますから、一体感が出やすいのかもしれません。
という感じで、全体の印象としては、どのキャビネットでもしっかり鳴らしてしまうBass CUB Proはすごい、です。この感じだと、PJBのラインナップには無い、他社の10インチや12インチでもしっかり鳴らしてくれそう。
200Wのパワーアンプは伊達ではありません。Bass CUB Proは単体でももちろん使い所が無限にありそうですが、キャビネットとの組み合わせでパワーを最大に発揮できるため、それが標準で開発されている印象を持ちました。