BASS CUB PRO vs アコースティック・ベース、この対決や如何に!
ベーシストの神戸利一氏から連絡があり「新しいアコースティック・ベースが出来ました!」との事。
こちらも新しいPJBのBass CUB Proを試してもらうチャンスなので、早速お越し頂きました。
さて神戸氏のサウンドチェックはどうだったのか、神戸氏から届いたばかりのレポートを紹介させて頂きます。
あらかじめ情報は得てましたが、前情報だけでは判断できないのがコンパと新製品の評判。と言う事で僕の新しいアコースティックベース、K.Yairi社製 YB-3-6 Fretted & Fretlessを持参して試奏に行って参りました。
見た目がBC-2とあんまり変わらないと言いますか当然の如くBass Cubです。でもよく見るとフロントグリルが違ってます(pjbのロゴがキマってます)。で、まずはお約束の単独での使用と言う事で弾いてみると…即ビックリっ!Cub 2が110WでCub Proが120Wで10Wしか違わないのに低域の据わりが全く違う。音量ってより圧が下側に来てる感じです。そしてこれまたお約束の床から上げての音出し、下がらない軽くならない絶妙な存在感はこの大きさのアンプの音とは思えない余裕すら感じられます。
ここからがBass Cub Proの特徴の拡張を体験したお話。今回の最大の興味はこの部分で、何と120Wをもう一つそのまま繋いだキャビネットに送る事ができるんです。早速手始めにBC-2からなんですが、いきなりステー○ならぬいきなりステキってな低音が思ったより大きく飛んで来て思わずボリューム下げちゃいました(アコースティックベースだったのでハウリング起こしたんです)。いつものフルフラットな再生は6弦アコースティックベースの再低音B(6弦開放)から最高音A(1弦21F)まで美しく透き通ってます。続いてC4でも試しましたがこの組み合わせはかなり暴れん坊な出方をするのでエレキベースがおすすめで、中域の扱い方でロックテイストが一気に強くなるので省スペースでロックしたい方はこの組み合わせが良いかと思いました。
で、わざわざ段落変えてまで書くのは何かあるからなんですが次がCAB27との組み合わせです。はっきり言って僕はこれで完全に心奪われました、陥落です。アコースティックベース、特にフレッテッドで弾いた時の音の感じが凄く自然で生鳴りがそのまま来たって思える倍音でした。CAB27に付いてる3インチツイーターがこの時ほどありがたいと思えた事は無かったと、ついうっかり言ってしまう程のさじ加減!そしてこのツイーターのおかげか、フレットレスがコントラバスのようにも聴こえました(倍音の加減で低域が持ち上がるのでしょう)。更にリバーブも使ってみましたがわりとしっかり掛けたのに嫌味が全くない…イメージするならナチュラルメイクが美しい女性でしょうか?※喧嘩になるといけませんので奥様や恋人とこれを読んでたら「君しか思い出せなかったよ」と言ってみてください。うちみたいに「嘘つけ、おい」と言われても責任は一切取りませんので悪しからず。
Bass Cub Pro、僕も導入を決めております。僕がアコースティックベースを使ってるから言う訳では無い事も無いですが(笑)、全国のアコースティックベースをお持ちの皆様に是非体感して欲しいアンプだと声を大にして言います。今回試せなかったんですがEAR BOX専用のアウトも付いてるのでモニターするに更に守備範囲拡大でまさにライブ向きの装備、その点からも大変に実践向きなアンプと言えます。なかなかライブが行いにくい現状ですが、誰が真っ先にこれを使うのか競争してみるのも先の楽しみなのかなと思ってます。
最後付け足します、僕のアコースティックベースにはL.R.BaggsのELEMENT VTCというピエゾピックアップが付いてましてこのピックアップとの相性を元に試奏してその感想を書いてます。このピックアップもJES INTERNATIONALさんで扱ってますので問い合わせしてみるのも手かもしれませんよ。
という事で、Bass CUB Pro、アコースティック・ベースに合うベース・アンプの筆頭に躍り出てしまいました!
実は先日ビデオ撮影にお越し頂いた池田達也さんから、すでにBass CUB ProとCAB27の組み合わせがアコースティック感があって最高というコメントを頂いております。実際、池田さんにが目の前でフレットレスで音を出した瞬間、おおー、という感じでしたので、アコースティックベースにも合う予感はありました。そして今回神戸氏のアコースティックベースとの組合わせで、一層その相性の良さを実感した次第です。
その一方、Bass CUB Proは、今までのBass CUBに比べて、圧倒的にパワー、特に低音の押出が強いのでロックにも抜群です。その上で、キャビとの組み合わせや、下部に付いているアングルレッグを使用する事で、音をすっきりさせる事もできるため、エレキから、エレアコ、アップライトまで、色々な使い方に合わせられるのも魅力ですね。
発売は7月末になりそう。引き続き最新情報をお伝えしていきます。
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