Guild F30NTにM80とLyricを搭載!
1952年にニューヨークで生産をスタートしたアメリカを代表するアコースティックギターの老舗ブランドGuild。今回ご紹介するのは、ポール・サイモンの使用でも知られるギルドを代表するモデルF-30NTのピックアップ周りの改造です。
このギターのオーナー様に了解を得てのご紹介です。
36年前の1979年製で、深みのある枯れた鳴りのサウンドは経年変化したギターにしか出せない魅力的な響きです。
24 3/4″, 628mmのショートスケールで小振りなボディ。
このGuildのF30NTにはL.R.BaggsのマグネチックタイプのM80が取付けられています。マグネチックタイプながらエアー感を持ったサウンドで人気のモデルです。
さらにナチュラルさを感じるサウンドが欲しいということで、ブリッジの裏側にコンタクトタイプのマイクシステム「LYLIC」を取付け両方のサウンドをブレンドできるように改造しました。
下の写真のサウンドホールの縁に取付けられているのがLYRIC/リリックのボリュームコントローラーです。
オーナー様の希望でアウトプットを個別に2つ。元々のアウトプットはM80、その下のアウトプットはLYRIC。
ボディエンドに2つの穴が空いてしまうのは大きな決断がいると思いますが、2系統のピックアップを自由にブレンドして微妙なセッティングでイメージ通りのサウンドメイクが可能となります。
めずらしい改造ではありますが、これも選択肢として大いにありですね。
今回のような改造だけでなくアコースティック楽器のピックアップに関しては最寄りのL.R.Baggs特約店にぜひご相談ください。