NAMM 2015 – 4日目 L.R.Baggsニューモデル情報
L.A.の朝は毎日こんな感じですが、朝一からの青空は本当に気持ちがいいです。
今日は滞在先のホテルからサンフランシスコ方面へ約370km。我々のオフィスがある名古屋から千葉のディズニーランドまでとほぼ同距離。
予定通りL.R.Baggsファクトリーを訪問してきました。
久しぶりに会うL.R.Baggsの社長ロイドが挨拶もそこそこに、まずはこれをと見せてくれたのがこの写真の製品。
今週のNAMM2015でデビューする大注目の新製品プリアンプSession Acoustic D.I.です。
すでに世界基準のPara D.I.とVenue D.I.があるのになぜ新しいプリアンプ?と言うのが疑問でしたが、なるほどと思わせるコンセプトとそのサウンドに納得でした。
L.R.BaggsのUSAオフィシャルウェブではこの数年非常にクオリティの高いアーティストデモのビデオが多数アップされています。現在は映像とサウンドの特別チームができており、今後も続々と色々なビデオがアップされて行く予定との事です。そのサウンドは多くのプレーヤーに非常に参考になることと思いますのでぜひチェックして欲しいと思います。
その特別チームとのコラボで、ナッシュビルのトップスタジオのエンジニアがミックスしたサウンドクオリティを簡単に得る事ができると言うのがメインのコンセプト。レコーディングだけでなくライブでもそのサウンドを容易に得る事ができるようになります。サイズはほぼVenue D.I.の半分ほどで形状は違いますがPara Acoustic D.I.とほぼ縦、横サイズが同じ。
このSession Acoustic D.I.の最大の意味のあるところは、Comp.EQとSaturate。Comp.EQは独自のノウハウをベースに設定した3つの周波数ポイントを中心に自然なコンプレッサーをかけるコントロール。Saturateはレコーディング業務に関わっている人には良く知られている効果。
良質なチューブアンプを使った時のようにサウンドがリッチで輝くような生々しいサウンドとなります。多くの機材がデジタル化の中、L.R.Baggsはアナログ、オールディスクリート(集積回路を使わない)での製品作りをこれからも継続するとロイドが言っていました。
本体左サイドにはLow Cutのセレクター。40/80/120/200のセレクションで小編成、バンド、レコーディング、小ホール、大ホールなどのシチュエーションに合わせ選ぶことができます。
Venue D.I.と同様にこんなかわいいバッグが付属します。
Para Acoustic D.I.も入るようなのでこのバッグは別売でも用意する予定です。
ロイドの説明とデモの後、写真を撮りました。Jes, Kazu, Tomo & Lloyd。
しかしこのプリアンプ当社のJ’z Studioのレコーディングでもすぐに使用してみたくなりました。気になる価格と入荷時期は近日、ひょっとするとNAMM期間中にもう少し具体的にお伝えできるかもしれません。
下はTomo、Mike(L.R.Baggsのマーケティング担当、元プロミュージシャン)、Kazu。
アメリカのアコースティックギター専門誌、Acoustic Guitarからの表彰プレート。Under Saddle Pick Up、Magnetic Pick Up、Other Pick Up、Preampの4冠を頂きました!
この日ランチはL.R.Baggsの社長ロイドと行くいつものメキシカンレストラン。夜は帰路の途中のVenturaで50sがテーマのDinersで食事。Light Mealのメニューからですがハーフサンドイッチの厚みがハンパでないです! ….. 詳しいNAMMニュースはこちらのブログから。ブログより多少早く新情報を知り合いたい方は新設のJES FACEBOOKをご覧下さい。
明日はUSAのトップレコーディングスタジオの一つ”United Sound Systems Recording Studios”(旧Oceanway Studio)、その後Tom Anderson Guitarの工房を訪問の予定です。
スタジオ目線でのブログとfacebookもやっています。
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