NAMM2014 – Rec.StudioのMonitorはどれに?
今回NAMMショーでやることの一つが当社運営のJ’z Studioの新たなスタジオモニター選び。現在G社とY社のモニターを使用していますが、さらにグレードの高いサウンドを目指して行く上でよりディーテイルがわかるモニターが必要となって来ました。
まずは、ツイーターにリボンを使い世界的に評価も高いドイツのAdam AudioのモニターS3Xを試聴。なるほど優秀なリボンツイーターのお陰で高域がやさしく長時間の作業でも疲れなさそうです。サウンドの分離、定位も素晴らしいです。
次に聞いたのは、プロ用スタジオモニターでこちらも評価をあげているフランス製FocalのS9。偶然にもゴダンブースでもあったMedhiと遭遇。(Berkley College of MusicやM.I.のRECやベースの講師)彼も時を同じくしてスタジオモニター選びをしていました。大きな特徴は同じキャビで2ウェイと3ウェイをかえられるという画期的なアイデア。使い道の可能性が広がります。左にいるのはJ’zのRECエンジニア松井君。
次のスタジオモニターは昨年発表するや瞬く間にハイエンドスタジオモニターとしての評価がされているNeumannのKH310A。一回り小さい2ウェイのKH210はすでに日本で発売となっていますが、この3ウェイはまだ日本で未発売か?昨年カナダで試聴した時に非常に感動した覚えがあります。ハイ〜ローまでの音のつながりとバランスが素晴らしいシステムです。
最後に試聴したのはイギリス製PMCのtwotwo8。前に聞いたメーカーのものより多少大きいシステムといううこともありますが、聴いた中では一番生々しくRECでのディーテイルを確認する上では最適と思われました。逆に良いRECと良くないRECがあらわに出てエンジニアの技量が試させられるモニターです。
試聴したモニターはどれも高品位のサウンドで、現状より高度なRECやMIXを目指す上でどれを選んでも正解かもしれません。実際に音を聴いてしまうと選ぶ機種はどれも予算オーバー(泣!)最終的にどうなるかはJ’z Studioのブログで後日お伝えします。
その他、RECエンジニア松井君のREC関連のコアなレポートがJ’z Studioのブログに連日アップされていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。