PJBのキャビが凄い事になっていた・パート3(スタック編)
PJBのキャビネットを比較するシリーズ、延長のパート3・スタック編をお届けします。
前回までのブログで、PJBの新キャビネット3種を比較しました。その時、実は新製品のCAB-47を2台を鳴らすというテストも行っていました。
結果としては、当然ながら音に余裕が出て、低音の迫力が増し、音量的にはほとんどのライブをこなせてしまえると思える程でした。2台積んでももごらんの通りの高さで、10インチ4発の2台積みとは比較にならないコンパクトさ。(写真では、テスト用にフロントグリルをつけ外ししていますが、同じCAB-47が2台積まれています)
頼もしいサウンドに満足したところ、一緒にサウンド・チェックを行っていた、ベーシスト・スレイタさんが一言。
「これも良いけど、コチラのC4とC4Lを混ぜて鳴らすのも良さそうですねぇ」
言われてみれば、なるほど。ライブの現場によって、キャビを使い分けてるベーシストも少なくありませんし、同じものを2台ではなく、キャラの違う2台を混ぜることで、求めるサウンドを作り出す事もあります。
というわけで、当初予定になかった、C4とC4Lを2台鳴らすというテストに突入!
結論から言うと、これがまた予想以上に良い感じでした。
単体でのトーンを踏襲していますので、CAB-47の2台スタックより、引き締まった硬質なサウンド。ただ一番硬質のC4にC4Lのトーンがミックスされる事で、よい意味で緩さと温かみが増して、音量がグンと上がり、いい化学反応が起きています。テスト会場の全員が、これはいいね!と絶賛してました。
写真ではC4Lが上、C4が下です。この逆も試してみましたが、このスタジオ環境では、こちらの方が良かったです。
小型キャビネットならではの、軽快な2段積。CAB47、C4、C4Lどれも素直なサウンドなので、組み合わせにも最適だとわかりました。スピーカーにこだわり、スピーカーから開発する唯一無二のブランド、それがPJBです。他の追従を許さない技術力の高さは、キャビネットをチェックすると、一際感じられますね。
PJBならではの機動性の高さが魅力的な3台のキャビネット、かなり要チェックな機材です。もちろん、他のキャビやアンプと組み合わせても、新しい広がりをもたらしてくれる事でしょう。一度お試しあれ!