PJB Factory近況レポート
今年発売となったベース用ポータブルヘッドホンアンプBIGHEADや、ハイパワー小型コンボベースアンプSUITCASE COMPACTなどが大きな話題となっていますが、その後も色々な商品開発が続いています。
年末〜来年の2015NAMMショーでの発表に向けて着々と新製品の開発が続くPJBファクトリーを訪問してきました。
訪問時にPhil Jones氏がテストしていたのが新設計のアンプ回路を採用したベースアンプのニューモデル。1-ch、400Wと大出力1,000Wの2機種のベースアンプヘッドです。(外観は写真とは異なります。)
いつも感覚的に製品を把握、理解するため、毎回自分自身でもベースを弾いて既存製品と比較しながら確認をします。
音質だけでなくビジュアルデザインにもこだわった新シリーズのベースアンプ2モデルは来年2015NAMMショーにお目見えの予定です。年内中にもう少しお伝えできるかもしれません。
2002年の発売以来変わっていないこの5インチのピラニアスピーカーはPJBならではの大きな特徴ですが、次にご紹介するのは開発中の新ドライバーです。
まだ全容をお見せできませんが、右が従来タイプ、左が従来より大きいマグネットを採用した新ドライバー(下の写真)。PJBがスタートした2002年頃と比べ、この数年は顕著にデジタルアンプが主流となってきています。このような変化にも対応すべく、スピーカーの素材・マグネット・音質・耐久性などをあらためて見直し、2015年からの採用を目指して、色々なテストと測定を繰り返ししているところです。
この他にスピーカー関連では、下の写真の特注キャビネットを製作中でした。何と5″のピラニアスピーカーが合計50発! (横列に5″が5発、縦列が10列)
完成品の重量は150kgくらいのようです。こんなとんでもないキャビネットを使うのはどんなベーシストでしょう?ライブ会場に運ぶ時はどうする?どんな音楽をプレイするのか? ….. 想像力を掻き立てられる色々なストーリーがありそうです。来年2015年NAMMショーのPJBのブースでお目見えの予定です。どんな鳴り方をするのか、これは楽しみですね。
(フィル・ジョーンズ氏と筆者Jes)
最後にご紹介する写真は、HAO史上最大のヒット商品である5-band EQ プリアンプのBASS LINER。PJBと当社JESとのコラボ商品として2011年に発売を開始、現在もベストセラーとなっているモデルです。
BASS LINER発売開始以来、内外の多くのベーシストから支持されていますが、その後の色々なフィードバックやリクエストを元に、現在別バージョンのモデルをフィル・ジョーンズ氏と共同開発中です。年内の発売を目指しており、内容や仕様についても近日お伝えする予定でいます。続編をご期待ください。
その他にも平行していくつかの開発プロジェクトが進行中です。また近日中に進展状況をお伝えいたしますのでご期待ください。
————————————————
8月に完成したPJB新カタログを、ご希望の方に無料でお送り致します。PJBジャパンサイトのコンタクトページから、お名前、ご住所と共に「PJB Express 2014希望」としてお申し込み下さい。