Suitcaseをメンテ中!
夏場は特に温度や湿度の関係で
楽器や機材のメンテが必要な時期。
現在当社運営のリハスタJ’zスタジオ全部屋の機材メンテ中です。
今回レポートするのはJ’Zスタジオ本館A~Fの6部屋で常設の
フィル・ジョーンズのベースアンプSuitcaseのメンテ。
このSuitcaseは大方の予想に反して、
搭載している5″のスピーカーはこの4年半全く飛ぶことがなく、
全スタジオ機材の中で最も故障が少ない信頼性の高いアンプ。
4年前にリハスタ常設機材として採用して
耐久性の確証がなかった我々にとっても驚きの一言です!
Suitcaseはローがブーミーにならず音の立ち上がりと音程感が良いと
Kyle Eastwood、池田達也、須藤満と言ったプロベーシストも
好んで使用するモデル。
前置きはさて置き、メンテの本題へ …
ネジやツマミ類を外すと基盤が出てきます。
写真では判りづらいですがかなりホコリが溜まっています。
アンプにホコリは大敵!
ホコリが原因でショートして壊れることもあるので要注意です!
あ↓
特にスライドボリュームのところは開いているので
ホコリが溜まりやすい場所です。
基板面も含めコンプレッサーで駆動のエアーブローで
丁寧にホコリを飛ばしクリーニングをします。
あ↓
次に予めチェックしておいたガリの出るところを重点的に
接点復活剤を使用します。
あ↓
一般にはあまり見かけないこの接点復活剤は
かなり強力で長期にわたって効果的です。
あ↓
部品を全てもとに戻し
コントロール面のプレートもクリーニング。
外観もきれいになりました!
あ↓
ギターなどと同様にメンテを定期的に行えば
アンプも長いこと使用が可能です。
機材をメンテすると気持よく作動し
音も良くなったような気分になります。
代理店である我々スタッフ全員が
改めてフィル・ジョーンズ製品の品質の信頼性を確信しました。