Tom Anderson 新着情報・April 2025
2025年4月の入荷は合計10本。その内今回ご紹介できるのは9本。東京、横浜、名古屋、大阪、福岡方面のTom Anderson Guitarショップに出荷となりました。サウンドは使用するアンプとセッティング、弾き方、弾く部屋のアコースティック環境、好みなどで大きく異なりますので、敢えてコメントは差し控えさせてもらっています。気になるモデルは納品先の店舗様へお問合せいただくようお願いします。
それでは1本づつご紹介いたします。
ギタープラネット様カスタムオーダー品
TOP T, Blue Wipeout (3.46kg)
「TOP T」はTスタイルのボディ形状にFlameやQuilt Maple などのトップと、AlderやSwamp Ashなどの異なったボディ材を使ったモデル。この写真のTOP-Tでは、希少で珍しいWide Flame Mapleトップが使用されています。ボディはAlder ボディ。フィニッシュはBlue Wipeout。指板とネックは共にMapleですがオプションでやや太めの(ネック厚(+0.03″/0.762mm)。ステンレスフレット仕様の指板Rはコンパウンドラディアスが標準仕様、0フレットでは12インチ(304.8mm)ネックエンドで14インチ(355.6mm)のラウンドカーブ。高域でのチョーキングも音詰まりがなく心地良いサステイン。しっかりとした中低域が特徴のH1 SA1 H2+ピックアップのコンビネーションが期待以上のトーンを引き出してくれます。
TOP T, Blue Wipe Out
5 way: 3=M, N+B with Splitter
2, Neck Single + Middle
3, Middle or Neck + Bridge (ToneポットPull)
4, Middle + Bridge Single
5, Bridge or Bridge Single
クロサワ楽器G.Club渋谷店様カスタムオーダー品
TOP T, Teal WakeSurf (3.42kg)
Teal/ティールとは緑と青の中間の色、英語で真鴨色を意味します。なかなか幻想的なカラーですね。Flame Maple トップにAlderボディ。Mapleネック、Rosewood指板、ナット幅はやや幅広の42.86mm(1 11/16″)。ネック厚は0フレットで20.57mm(0.81″)、12フレットで22.10mm(0.87″)、12〜14″のCompound Radiusに加えJescar社製のステンレススチールフレットなどの仕様で、非常にスムーズで心地良い感覚と運指に驚くことでしょう。手にとって弾いたプレーヤーのみが感じる至高の感覚です。その他の仕様はスペック表をチェックチェックしてみてください。
TOP T, Teal WakeSurf
5-way Lever Switch & Control
1, Neck
2, Neck Single + Middle
3, Middle or Neck + Bridge(ToneポットPull)
4, Middle + Bridge Single
5, Bridge or Bridge Single
宮地楽器神田店様カスタムオーダー品
RAVEN CLASSIC, Black, In Distress Level 3,
More Extrene Aging and Checking Paint and Rub-Through (3.36kg)
’50~60sのギターと思わせるようなこのギターはRaven Classic。ビンテージギターのような風合の仕上がりはIn Distressと呼ばれ、1〜3の異なったレベルで、Indistress 1は80s、Indistress 2は70s、Indistress 3は50~60’のようなイメージの使用感を醸し出しています。写真のフィニッシュはLevel 3からさらに使用感を加えた仕様となっています。ピックアップはHum-Singleの高出力MCシリーズ(詳しく)でSRVトーンのようなイメージです。トレモロとサドルはビンテージ感溢れるChopped 3 Saddles with J-Trem。
Raven Classic, Black in Distress 3
5-way Leever Switch & Control
1, Neck
2, Neck + Middle
3, Middle or Neck + Bridge (ToneポットPull)
4, Middle + Bridge
5, Bridge
宮地楽器神田店様カスタムオーダー品
RAVEN CLASSIC, Mellow Yellow, In Distress Level 2 (3.20kg)
前述のモデルと同じビンテージギターのようなこのモデルは「RAVEN CLASSIC」、スペックも同様ながら違いはフィニッシュのIn Distress 2。Mellow Yellowは60~70sに生まれたカラーですね。さりげなく自然に老け込んだ使用感、ピックアップやトレモロなど主要スペックはほぼ同等です。
Raven Classic, Mellow Yellow, Distress 2
5-way Switch Control
1, Neck
2, Neck + Middle
3, Middle or Neck + Bridge (ToneポットPull)
4, Middle + Bridge
5, Bridge
Guitar Shop TONIQ横浜様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Trans Yellow (3.14kg)
The CLASSICはTom Andersonラインアップの中で最もポピュラーなモデルの一つ。ボディサイズは一般的なSTスタイルと比べ僅かに小ぶりでハンドリングし易いモデルでもあります。ボディ材はAlder(通常のペイントフィニッシュ)かSwamp Ash(Transu系のシースルータイプ)が中心。ご覧のこのモデルはシースルーのTrans Yellow。ストラップ用のエンドピンは適度な間隔をおいた2ピンが標準仕様で、ストラップ長さと異なった位置の違いでのフィット感選択ができます。Swamp Ashボディとの相性が良いハムシングルのSAシリーズ、HシリーズのハムバッカーからなるTomの伝統的な図太いトーンが期待できます。ギター、アンプもフルにしてもサウンドが崩れずより存在感のあるサウンドです。
The CLASSIC, Arctic Blue Burst / Switchroo
Tom AndersonオリジナルのSwitcheroo/スイッチルー/スイッチングシステム。各PU用の3点ミニスイッチでHum/OFF/Single(*)の切替+Volume寄りのブローワースイッチONで全てのピックアップのコンビネーションがをバイパスして、一瞬にブリッジPUに切替わり、ドラマチックな変化と展開を生かすことができます。
*(Single又はPararrelの個別セットアップが可能。ボディ背面カバーの中に切替スライドスイッチ)
Guitars Station様カスタムオーダー品
ANGEL、Teel Wakesurf (3.30kg)
ボディトップ両サイドの絞りパターンがユニークなFlame MapleトップのTeal WakesurfのこのモデルはDROP TOP。このモデル名はエルバーカット部分が非常に滑らかなカーブ曲線を描くところから来ています。ニッケルカバー付きのHシリーズは出力がやや高めのHC1+がネック側、ブリッジ側には高出力のH3ハムバッキングPU。5点PUセレクターでセンターポジションでは2ハムのシングルもTone Pullで選択ができます。下に説明のピックアップコントロール表を参考にしてください。
ANGEL, Teal Wakesurf Control
5-way Lever Switch & Control
1, Neck
2, Neck Single
3, Neck + Bridge(ToneポットPullでSingle切替)
4, Bridge Single
5, Bridge
三木楽器梅田店様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Black (3.30kg)
F社STスタイルのトラディショナルなボディを僅かに小振りにしたのが「The CLASSIC」。オリジナルSTシリーズと違うのは、小振りのボディ、ボディとネックのThe Wedgeと呼ばれる2点ボルトジョイント、Tom Andersonオリジナルピックアップとコントロール(別途説明を参照)、オリジナルビンテージトレモロ、ロッキングチューナー、12~14″のコンパウンドラディアス、Jescar社製ステンレスフレットなど。随所に渡り弾きやすさ、クラフトマンシップ、オリジナルトーンの追求など。同様のギターとぜひ弾き比べをしてTom Anderson Guitarの真髄をご体験ください。
CLASSIC, Black
5-way Lever Switch & Control
1, Neck
2, Neck + Middle
3, Middle or Neck + Bridge(ToneポットPull)
4, Middle + Bridge Single
5, Bridge
BIG BOSS福岡店様カスタムオーダー品
ANGEL, Super Natural Deep Ocean Blue (3.40kg)
Super Natural Deep Ocean Blueのカラーに目が釘付けになります。まるで海の底から強い光が海面に向かっているような感じですね。カラーイメージの原点そのものがストーリーとしてありますね。ピックアップはHシリーズの主流タイプですが何とホワイトカバー付き。ボディは常識を覆したホワイト。音を出す前から色々と楽しめてしまいますね。ナット幅はやや広めの42.86mm(1 11/16″)、12~14″ Compound Fingerboardなどなど。24フレット仕様のこのモデルは「ANGEL」。興味ある方はBIGBOSS福岡店までお問合せください。
ANGEL, Super Natural Deep Ocean Blue
5-way Lever Switch on & Control
1, Neck
2, Neck Single
3, Neck + Bridge(ToneポットPullでSingle切替)
4, Bridge Single
5, Bridge
BIG BOSS福岡店様https://bigboss.jp/fukuoka/カスタムオーダー品
TOP-T, Cajun Magenta to Black Edge Burst (3.40kg)
これは珍しいパターンのQuilt Maple Topですね。フィニッシュもありそうでなかなかレアなCajun Majenta to Black Edge Burst。ボディはMahogany。TEタイプながら、ピックアップとコントロール系、トレモロなどはST仕様。ネックは0.05″(1.27mm)厚みが増したやや太めタイプ。5点レバースイッチのセンターでミドルPUのみ、Tone PullでNeckとBridgeの2ピックアップ。相変わらず多彩なトーンの変化が一瞬で得ることができるTom AndersonのSwitching System非常に実践的ですね。
TOP T, Cajun Majenta to Black Edge Burst
5-way Lever Switch & Control
1, Neck or Neck Single
2, Neck Single + Middle
3, Middle or Neck + Bridge (ToneポットPull)
4, Middle + Bridge Single
5, Bridge or Bridge Single
——- 重要です・お読みください —–
トムアンダーソンギター特約店が独自のノウハウとテイストでオーダーするカスタムモデ ルとは別に、お客様自身がご希望のカスタムスペックでオーダーすることも可能です。詳しくは、Tom Anderson Japanサイトを又はTom Anderson Guitar U.S.A.サイトをご覧ください。
【注-1 … ご注文・納期・価格】
2025年4月現在、2025年度の予約受注枠はお陰様で全て埋まり完売、2026年春以降以降のカスタムオーダーを仮受付中(価格、納期共に未定)です。銘木材の枯渇に伴う予想以上の価格高騰や、ドル円の為替レートの変化、などの不確定要素が多々あり、現在2026年度以降のカスタムオーダーは納期/価格ともに未定の仮オーダーとしての受付となりますのでご了承ください。
・リクエストの多いピックアップの製品案内はこちらから。
・最新情報はこちら:Tom Anderson Guitar U.S.A.サイト
【 注- 2 】
日本では通常フロントPU、リアPUと言われていますが、当ブログでは、USAで標準的な呼び方を採用しています。ネック側のピックアップを「ネックPU」、ブリッジ側を「ブリッジPU」と言う表現です。
【 注- 3】
スケールの呼び名について、通常日本ではGibsonに代表される24 3/4″のスケールをミディアムスケールと呼ぶのが一般的ですが、USAで標準的な呼び方を使用することにしました。24 3/4″スケールをショートスケール(又はShorty/ショーティー)と表現させていただきます。