Tom Anderson 新着情報 – February, 2023
Tom Anderson今月2月の入荷は合計4本ですが、お店様のご都合で今回ご紹介できるのは3本。まずは初入荷レア仕様のこのモデルからご紹介します。
BIG BOSS 福岡店様カスタムオーダー品
DROP TOP, Black Wakesurf (2.98kg)
迫力のあるBlack Wakesurfフィニッシュが際立つDrop Topですが、ボディフィニッシュも目を見張ります。2021年、2022年に各1本入荷していますが、ボディがBlack with White Dog Hair のモデルは今回初入荷となります。このフィニッシュは数年前にスタートしたばかりで大柄で大胆な木目のSwamp Ashにのみに適用のフィニッシュです。名前の通りふさふさの毛並みの黒い犬にまだらに白い色が混ざっているような。すでに何本か入荷していますが、よくこのカラーをイマジネーションしと感心します。他にはBlack with Red, Yellow, Blue, Greenなどもあります。日本への入荷が少ないこともありますが、いずれもお店の滞在時間がかなり短いようです。興味のある方はこのブログトップの検索で”Dog Hair”と入れてみてください。HCシリーズ2ハムはネックにスタンダード出力のHC1がブリッジにはやや出力が高めのHC2。コントロールは3wayスイッチに各PU用のハムまたはスプリット切替スイッチ。さてそのサウンドはいかに?
ESPクラフトハウス様カスタムオーダー品
DROP TOP CLASSIC, Bora to Trans Blue Burst (3.46kg)
美しいチューブタイプのQuilt MapleトップにAlderボディのDrop Top Classicはトムアンダーソンの代表モデルの一つ。2つの異なったトランスブルー(Bora Bora BlueとTrans Blue)を使ったブルーフィニッシュ。品質が大幅にアップしたSchaller製FRタイプトレモロ、SA1/SA1R/H2+の音量バランスが整った定番のSSH仕様、各ピックアップのハム/OFF /シングル(又はパラレル)の選択と各ピックのあらゆるコンビネーションが可能な各PU用3wayスイッチ、そのコンビネーションをバイパスしてブリッジPUのみにするBlowerブローワースイッチ(オフでもとのコンビネーションに)。この構成のコントロールがスイッチルー/Switcheroo Switching Systemと呼ばれるTomオリジナルのコントロールシステムです。
クロサワ楽器町田店様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Bora Bora Blue (3.50kg)
1996年にDAITA氏がニューヨークで一目惚れして入手したこのモデルはThe CLASSIC, Bora Bora Blue。20数年経った今も彼のメインギターの一本として欠かせないモデルとなっています。現在もこの写真と同じスペックのカスタムオーダーが可能です。ただし2つの相違点が。一つはトレモロ。Floyd Roseはパテント期限が切れた為、Schallerロゴのより精度と耐久性の高いタイプに。二つ目はネックジョイント。現在は下の写真のように4点ボルトから2点ボルトに変更されています。ネックバックエンドとボディ受け部ををそれぞれ台形にして接合部を強固なものとして、ネックとボディが隙間なくセットネックのように一体化することを目的にしたもので、この接合システムはWedgeとして全モデルの標準仕様となっています。1990年台前半に生まれた通常のSTタイプより僅かに小振りなこのモデルThe Classicカラーは Bora Bora Blue。ハムシングルSAシリーズとHシリーズのコンビネーションで中域の押し出しが強いサウンドです。すでに知っているギタリストも初対面のギタリストにも新ためて試してもらいたいモデルです。
トムアンダーソンギター特約店様が独自のノウハウとテイストでオーダーするカスタムモデ ルとは別に、お客様自身がご希望のカスタムスペックでオーダーすることも可能です。2023年2月現在、2024年春頃に納品予定のカスタムオーダーを受付けております。詳しくは、Tom Anderson Japanサイトをご覧ください。
・リクエストの多いピックアップの製品案内はこちらから。
・最新情報はこちら:Tom Anderson Guitar U.S.A.サイト
(注-1)日本では通常フロントPU、リアPUと言われていますが、当ブログでは、USAで標準的な呼び方を採用しています。ネック側のピックアップを「ネックPU」、ブリッジ側を「ブリッジPU」と言う表現です。(注-2)スケールの呼び名について、通常日本ではGibsonに代表される24 3/4″のスケールをミディアムスケールと呼ぶのが一般的ですが、USAで標準的な呼び方となっている、24 3/4″スケールをショートスケールと表現させていただきます。