Tom Anderson 新着情報 – June, 2021
2021年6月の入荷は合計3本。その内の2本が今までにない日本初入荷のフィニッシュ。
まずはその一本目のモデルがこれです。
ギタープラネット様カスタムオーダー品
Pro Am T, Bora Bora Burst (3.26kg)
Tom AndersonのTスタイルシリーズの中で一番ベーシックなモデルがこのPro AM Tです。Tomでお馴染みのバインディングはなくラウンドエッジ仕様。このSwamp AshボディにBora Bora Burstのフィニッシュは日本初入荷です。トレモロブリッジはSchaller製のロッキングタイプ。以前のFRブランドに比べ、格段上の精巧で堅牢な作りでスチールプレートならではの効率の良い振動伝達率が大いにサウンドに寄与しています。
ネックはキルトオーブン仕上げでビンテージ感溢れるCaramel Maple Neck。Swamp Ashのボディバックも美しいBora Bora Blue Burstが映えますね。おっと忘れそうになりました。見ての通りリバースヘッドです!以前はリクエストや問合せがありましたが、ことごとくソーリーと受けてもらえなかったですが3年ほど前からオプションオーダーとして可能になっています。
サテンナチュラルのヘッドとネック、1 5/8″(41.275mm)ナット幅、Even Taper Neck Shape、Buzz Feiten Tuning Systemなどで、Tom曰く「バターの様に滑らかな弾き心地とスムーズな運指」。各ピックアップのハム/タップ/パラレルの切替と、あらゆるコンビネーション+全てをバイパスしてリアハムのみに瞬時に切替えるBlower Switch(ブローワー)のシステムはトムのオリジナルSwitcheroo Control(スイッチルー)。ピックアップは共に中域の押し出しが特徴のHシリーズとSAシリーズのHSHの組合せ。いつも通りサウンドやトーンのコメントはしていません。各プレーヤーの使うアンプ、部屋の響きや環境、弾き方、感じ方、好み、などのあらゆる要因で変わるためです。気になる方は納入店での試奏をお勧めいたします。
BIG BOSS名古屋店様カスタムオーダー品
DROP TOP CLASSIC, Cajun Key Lime Burst (3.46kg)
フィニッシュのKey Limeをググると、「フロリダ南部産の柑橘系黄緑色の小さなライム」とのこと。以前にもKey Lime Burstは入荷したことがありますが、スパイシーなという意味合いのCajunがついた、Cajun Key Lime Burstの初入荷となりました。ネックはメイプル(指板は貼りメイプル)。見た目も運指もスムーズなTomのサテン仕上げ。エッジの処理、パーツの取付、どこを見ても均一で完璧な仕上がりは流石です。
ボディバックのSwamp Ash側はこんな感じです。
ナット幅 1-11/16″(42.86mm)、正確なチューニングのBuzz Feiten Tuning System、前述モデルと同様のSchaller製トレモロブリッジ+ロッキングナット、ピックアップはSA1やH3の高出力タイプのSSH、5-way switchのセンターでToneプルをするとNeckとBridge両ピックアップ選択のコイルタップ、ドラマチックなトーンバリエーションも演出可能です。Tom Andersonの中でもトップクラスの人気モデル。機会があったらぜひお試しいただきたいモデルです。
BIB BOSS名古屋店様カスタムオーダー品
T Classic, Trans Purple Burst
パープル!と聞くとえっと思えますが、意外にも派手な印象のわりに落ち着いたカラーですね。以前はご要望に対応していなかったボディと共色のヘッドストックフィニッシュが可能です。
FlameやQuilt Mapleと同様に独特の木目があるSwamp AshはTrans系の色が馴染みますね。
このモデルで特筆すべきはShot Scale (24 1/2″) スケール。日本ではLPに代表されるミディアムスケールは24 1/2″ですが、本国アメリカではショートスケールと呼ばれています。ピックアップはネックとリアの出力が極端に違うTD1-(Neck) と最高出力のTD3+(Bridge) +カスタムスイッチング。こちらのモデルはBIG BOSS名古屋店様を通してのプライベートオーダー品のため、すでに店頭には並んでいないのではと思われます。
トムアンダーソンギター特約店が独自のノウハウとテイストでオーダーするカスタムモデ ルとは別に、お客様自身がご希望のカスタムスペックでオーダーすることも可能です。詳しくは、Tom Anderson Japanサイトをご覧ください。このようなコロナ禍ではありますが、多くのご予約注文を頂いております。6月現在、2021年の予約は受付終了。2022年3月以降のカスタムオーダーを受付けております。
・リクエストの多いピックアップの製品案内はこちらから。・最新情報はこちら:Tom Anderson Guitar U.S.A.サイト
(注-1)日本では通常フロントPU、リアPUと言われていますが、今回よりUSAでは標準的な呼び方を使用することにしました。ネック側のピックアップをフロントでなく「ネックPU」、ブリッジ側をリアPUでなく「ブリッジPU」と言う表現です。(注-2)スケールの呼び名について、通常日本ではGibsonに代表される24 3/4″のスケールをミディアムスケールと呼ぶのが一般的ですが、今回よりUSAでは標準的な呼び方を使用することにしました。24 3/4″スケールをショートスケールと表現させていただきます。