Tom Anderson 最新情報 – Mar.2024
トムアンダーソン3月に入荷した3モデルのご紹介です。毎月チェックして確認しますが、詳細にわたっての完璧な仕上げ、バターのように指が滑るスムーズなフレット仕上、小音量での緻密で繊細なトーン、大音量ではサウンドとトーンが全く崩れずことがなく… など、いつもながらご購入する方の満足度は一生ものと言えると思います。興味のある方はぜひ各モデルのご案内をチェックください。
黒澤楽器町田店様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Bora to Trans Blue Burst (3.36kg)
Swamp Ashの大胆な木目とのマッチングが素晴らしく、ブルー系の中でもポピュラーなBora Bora Blue to Trans Blue Burstのこのモデルはトラディショナルな仕様のthe CLASSIC。ボディはオリジナルSTと比べほんの僅かに小振りの心地良いサイズ。Swamp Ash Body, Maple Neck, Floyd Rose Locking Tremolo, SSH でTomがオススメするピックアップのコンビネーション、SA1R, SA1, H2+を装備。ピックアップモデル名の最後の数字は数字が大きくなると出力がアップ。各PUモデルには、1- が最小、3+が最大出力でそれぞれの出力バランスの目安となります。同じMaster Volumeの位置でブリッジ側のハムバッキングPUはSAと比べ20~25%ボリュームがアップします。
トムアンダーソンオリジナルのスイッチングシステム、Switcheroo(スイッチルー)は個別のPUのHum/off/Single or Pararell設定が可能なだけでなくVolume近くにあるBlower Switch(ブローワースイッチ)で瞬時にブリッジPUのみに変換することができるため、ワンタッチでドラマチックな曲間の演出が可能となります。
黒澤楽器町田店様カスタムオーダー品
DROP TOP CLASSIC, Trans Teal (3.34kg)
青緑色を意味するこの独特のカラーはTrans Teal(トランス・ティール)。Bora Bora Blueと同様にステージ上のライティングでBlueやGreenにも見える幻想的なカラーフィニッシュでもあります。モデル名はDrop Top Classic、Quilt Maple TopにAlder Body、25 1/2″スケール、STスタイルとしてはやや広めのナット幅1 11/16″(42.86mm)、正確なチューニングを約束するバジーフィートン・チューニングシステム、ビンテージトレモロにロッキングチューナーなど。ピックアップはHシリーズのH1+をネック側に、出力が3段階上のH3で瞬時にリードモードへ。センターPUはやや低めの出力のハムシングルSA1。見た目にシンプルなコントロールに見えますが、かなりのトーンバリエーションで多彩なトーンを瞬時に選べます。
・Drop Top Classic, Trans Teal / 5-Way: 3 = M, N+B with Splitter / H-S-H
1, Neck
2, Neck + Middle
3, Middle or Neck + Bridge *ToneポットPull
4, Middle + Bridge
5, Bridge
※1~5全てのポジションMini Toggle切替でSeries or Split
ギタープラネット様カスタムオーダー品
The CLASSIC, 3 Color Burst (3.34kg)
バーストの感じは比較的ボディ内に入り込まず写真の通り割合ボディエッジ寄りがトムアンダーソンのベーシックパターンです。上記2モデルと同様に今年2024年1月以降の完成品のネックバックにはMade in California USA、シリアルNo、Buzzy Feiten Tuning Systemに加え1984 – 2024 40周年 Precision & Passionの刻印が見えます。40周年の刻印は2024年度中に制作のモデルに付けられるスペシャルなものです。ピックアップはネック側にリバースワウンドのSA1R、ミドルにSA1のハムシングルタイプ、ブリッジにH2+のゴールデンコンビネーション。コントロールは前述のTrans Teal, Drop Top Classicと同じように見えますが、さらに多彩なバリエーションが可能なカスタムワイアリング(オプションでカスタムオーダーが可能)。詳しくは下記をチェックしてください。
・The Classic, 3 Color Burst / 5-Way Add Bridge with Splitter (Custom) / S-S-H
1, Neck + Bridge Single (Auto Split) *ToneポットPull
2, Neck + Middle + Bridge Single (Auto Split) *ToneポットPull
3, Middle or Middle + Bridge Single (Auto Split) *ToneポットPull
4, Middle + Bridge Single (Auto Split)
5, Bridge (Mini Toggle切替でSplit or Full Hum)
トムアンダーソンギター特約店が独自のノウハウとテイストでオーダーするカスタムモデ ルとは別に、お客様自身がご希望のカスタムスペックでオーダーすることも可能です。詳しくは、Tom Anderson Japanサイトをご覧ください。2024年3月現在2025年末以降のカスタムオーダーを受付けております。
・リクエストの多いピックアップの製品案内はこちらから。
・最新情報はこちら:Tom Anderson Guitar U.S.A.サイト
(注-1)日本では通常フロントPU、リアPUと言われていますが、当ブログでは、USAで標準的な呼び方を採用しています。ネック側のピックアップを「ネックPU」、ブリッジ側を「ブリッジPU」と言う表現です。
(注-2)スケールの呼び名について、通常日本ではGibsonに代表される24 3/4″のスケールをミディアムスケールと呼ぶのが一般的ですが、USAで標準的な呼び方を使用することにしました。24 3/4″スケールをショートスケールと表現させていただきます。