Tom Anderson 入荷情報 – April 2023
今回4月の入荷は2本。日本初入荷のオプションもあり。
ロックハウス池部池袋店様カスタムオーダー品
GUARDIAN ANGEL, Natural Black to Trans Red Burst (3.28kg)
目にも鮮やかな黒と赤のコントラストのNatural Black to Trans Red Burstは日本初入荷カラー。モデルは24フレットのGurdian Angel。ヘッドストックにボディと同じ鮮やかな赤のAロゴ、指板はBlackheart、ブラックを基調としたハードウェアにポジションマーカーのカスタム仕様。この数年さらに細かいオプションが可能になってきています。HシリーズのハムとSAシリーズのスタックトハム、中域の押し出しがやや強調されたサウンドは音量を相当上げても輪郭が崩れることがありません。試奏では可能な範囲でMAX ボリュームでもぜひ試して欲しいですね。トレモロはTom Andersonロゴ入りの2点止めVintageトレモロにロッキングペグの組み合わせにBuzz Feitenチューニングシステムで確かな音程感をお約束します。指板は倍音成分を多く含むBlackheartにボディ材は中低域成分が多いSwamp Ash。お店のお客さまの特注品のようです。
ギタープラネット様カスタムオーダー品
ANGEL, Ginger Burst (3.06kg)
最近は少ない虎の目をイメージしたTiger’s Eye Burstフィニッシュを基調に、全体的に赤みを増やした独特のカラーリング。Rosewoodのように見えるネックとヘッドストックはオーブン処理でやや長めの時間であたかもチョコレートのように見えるChocolate Maple。Mapleには全く見えませんが、意外にもTomによるとサウンドやトーンはほとんど変化がなく、この処理での最大の利点は長期に渡って狂いが少なく精度が増すとのこと。 指板に使われているZiricote /ジリコテはご覧のように個体ごとに全く違ったダイナミックな木目となっています。サウンド面ではIndian RosewoodとMakassar Eboyの中間的な響きを持つTonewoodで。Indian Rosewoodよりトーンはクリア、倍音成分はMakassar Ebonyよりもやや多いことが特徴。Basswoodは長年の慣習から軽さが大きな特徴で安いギターに採用することが多いとされていますが、Tomが使用するBasswoodはアメリカからカナダの東岸方面で比較的ゆっくりと育ち色が白いEastern Basswoodと呼ばれるもので厳選されたFlameやQuitメイプルと合わさることで独自の魅力を持つサウンドとトーンが得られます。このギターは相当材に拘ったカスタムギター。こちらもお店のお客さまの特注品のようです。
トムアンダーソンギター特約店様が独自のノウハウとテイストでオーダーするカスタムモデ ルとは別に、お客様自身がご希望のカスタムスペックでオーダーすることも可能です。2023年4月現在、2024年春以降の納品予定でカスタムオーダーを受付けております。詳しくは、Tom Anderson Japanサイトをご覧ください。
・リクエストの多いピックアップの製品案内はこちらから。
・最新情報はこちら:Tom Anderson Guitar U.S.A.サイト
(注-1)日本では通常フロントPU、リアPUと言われていますが、当ブログでは、USAで標準的な呼び方を採用しています。ネック側のピックアップを「ネックPU」、ブリッジ側を「ブリッジPU」と言う表現です。(注-2)スケールの呼び名について、通常日本ではGibsonに代表される24 3/4″のスケールをミディアムスケールと呼ぶのが一般的ですが、USAで標準的な呼び方となっている、24 3/4″スケールをショートスケールと表現させていただきます。