Tom Anderson 新着情報 – April 2021
4月入荷の今回は、やや生産の遅れをリカバーして合計7本が新着となりました。この中でハイライトは日本初入荷っとなったこのフィニッシュ!
BIG BOSS福岡店様カスタムオーダー品
RAVEN CLASSIC, Black with Red Dog Hair (3.4kkg)
このカラーのフィニッシュ名は、Black with Red Dog Hair。Swamp Ash材のみが可能な特殊カラー。思わず目が奪われてしまいますね。ブラックヘッドストックに同色のブライトレッドロゴが映えます。
モデル名が最後になりましたが、Tom Andersonのシンメトリースタイルの”Raven Classic”です。(Tom AndersonでClassicという文字がモデル名に入っているモデルはすべてピックガード付です。)キルトオーブンに入れ飴色になったキャラメルメイプルネックがつくと、こんな新しいカラリングでもビンテージ風になるのが面白いですね。ピックアップは帯域幅が広くクリーントーンが特徴のSCシリーズハムシングルと、HCシリーズハムPU。5点スイッチセンター位置でのToneプルでネックとブリッジPUミックスになります。ミニスイッチはコイルスプリッター。
クロサワ楽器町田店様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Bora Bora Blue (3.38kg)
最近でこそ以前より頻度は減っってきましたが、日本でのTom Adersonギターのベストセラーはこのモデル、The CLASSIC, Bora Bora Blue!
カラッとしたトーンのMaple ネックにどっしりとしたトーンのSwamp Ash ボディとの組合せがベースとなり、各PUのシングル・パラレル・シリーズのあらゆる組合せを可能としたTomオリジナルのスイッチングシステムがSwitcheroo。SAシリーズハムシングルPU/HシリーズハムPUは中低域の押出しの強いサウンド。Floyd Rose直系のSchallerロッキングトレモロは以前にも増して精度と耐久力が格段にアップ。ステージライティングによってはグリーンに見えることも。まだまだTom Andersonの定番モデルとして続いて行くことでしょう。
G CLUB渋谷店様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Bora Bora Blue (3.32kg)
前述のThe CLASSIC, Bora Bora Blueとの違いは2つ。
その1つ目はブリッジ。ロッキングタイプではなく、Tom Andersonではビンテージトレモロと言われるタイプがオプションで選ばれています。ロッキングトレモロと比べよりボディやネック材の特徴を反映したサウンドです。2つ目の違いは同じシリーズの特徴を持ったピックアップが選ばれていますがブリッジPUの出力がわずかに弱めの標準タイプです。ピックアップの出力は、「H1-」「H1」「H1+」「H2-」「H2」「H2+」「H3」「H3+」… などと、数字の多いモデルが高出力となっています。弊社の商品説明やブログ、Tom Ande4rson USAサイトなどを見る時にこの点を注目してみると非常に興味深いです。同様に見えるギターもかなり性格の違ったサウンドであることがあります。最後にもう一つ個別の違いが。Bora Bora Blue系のカラーの場合は圧倒的にSwamp Ashボディとの組合せが多いのですが、この材の木地のわずかな濃淡の違いで、で同じカラーでも微妙に青みが強かったり、グリーンっぽい青のことがあります。
ESP Crafthouse様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Bora Blue Surf (3.32kg)
これはっこんっかい入荷したフィニッシュ違いのモデルの言わば三つ子の内の1本。ネックもボディ材も、スイッチ系も、ほぼ同じ。2本前のSchallerトレモロ付きモデルの説明を参照してください。
ESP Custom Shop様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Bora to Trans Blue burst (3.30kg)
The CLASSICの三つ子と思っていたら違いましたね。な、なんと四つ子ですね。ギター本体のスペックはブリッジPUの若干の出力と、カラーを除いてほぼ同じ。このBora to Trans Blue Burstは当社提案のカラーがTomのレギュラーカラーとして採用されたたもの。Bora Bora Blueのボディ外周をTrans Blueで薄めのバースト化。いまやTom Andersonのカラーバリエーションは凄いことになっています。
JESカスタムオーダー品
Icon Classic, Olympic White (3.28kg)
2015年に誕生したIcon Classicはトム初のSTスタイル・フルボディタイプギター。今更と思う方もいると思いますが、F社オリジナルのビンテージギターと同じ仕様のEarly 60sをベースにしたギターが欲しいと依頼する声が続き、ついにIconが登場。
このギターが生まれた経緯と特徴は下記の理由です。
●60s前半頃のSTのビンテージギターをTom Andersonで作って欲しいとゆうリクエストが以前より多かった。●高域でベンドをした時の音のつまりを解消して欲しかった。→トムアンダーソンの指板のRは0フレットで12″/305mm、12フレットで14″/356mmとゆうコー二カルラディアスと呼ばれるもので、ビンテージのSTと違い、高域になるに従い指板のカーブがなだらかになっているためベンディングでの音の詰まりがありません。●Tone Controlはセンターツマミがフロントとセンター用、ボディエッジよりのトーンはリア用となっています。このところオリジナルでも購入後にこのように配線変更をする人が多いようです。●従来からのトムのギターの2xエンドピンストラップボダンに反して、1つのエンドピン。●Icon Classicはオリジナルと同様のフルボディ、3ノブ、フロント面のインプットジャックプレート、1xエンドピンなど。
あと、オリジナルと違うのはコントロール。5点レバースイッチがセンターの時にToneプルで、ネックとブリッジPUのコンビネーションになり+4dBのVAブーストが効きます。っこのVAブーストでやや出力が上がり、サチェレーションとして僅かに歪成分が加わります。そしてオリジナルSTと大きく違うのはこれです。A Wedge Neck Joint:ネックとボディを台形のシェイプにすることで、接地面積を拡大させ、しっかりと固定されます。それぞれの振動エネルギーをフルに生かしながら(下の写真を参照)
JESカスタムオーダー品
Icon Classic, Olympic White (3.28kg)
前述のIcon Classicとほぼ同じですが、一つだけ違うところがあります。このモデルのネックは60s Vibeというカマボコ型のシェイプで、62〜63年頃のオリジナルSTと同様なシェイプを意識した作りです。前述のモデルは0.03インチ(0.76mm)厚めのネック。太めのネックをご希望の方はそちらをお薦めいたします。
トムアンダーソンギター特約店が独自のノウハウとテイストでオーダーするカスタムモデ ルとは別に、お客様自身がご希望のカスタムスペックでオーダーすることも可能です。詳しくは、Tom Anderson Japanサイトをご覧ください。このようなコロナ禍ではありますが、多くのご予約注文を頂いております。2月末現在、2021年末〜2022年納入予定のカスタムオーダーを受付けております。
・リクエストの多いピックアップの製品案内はこちらから。・最新情報はこちら:Tom Anderson Guitar U.S.A.サイト
(注-1)
日本では通常フロントPU、リアPUと言われていますが、USAでは標準的な呼び方である、ネック側のピックアップを「ネックPU」、ブリッジ側を「ブリッジPU」と言う表現とさせてもらいます。
(注-2)
スケールの呼び名について、通常日本ではGibsonに代表される24 3/4″のスケールをミディアムスケールと呼ぶのが一般的ですが、USAでの標準的な呼び方、24 3/4″スケールをショートスケールと表現させていただきます。