Tom Anderson 新着情報 – Aug. Vol-1, 2021
8月の入荷は合計6本ですが、入荷日が微妙にズレてしまいました。今回ご紹介するのは先行入荷した4本。月末に別便の2本をご紹介します。それぞれ色々な思い入れと期待の入ったカスタムオーダーモデルをご紹介します。
BIB BOSS福岡店様カスタムオーダー品
GUARDIAN ANGEL, Natural Arctic Blue Burst (3.36kg)
GUARDIAN ANGELは24フレット仕様のANGELにピックガードが付いたモデル。フィニッシュは思わず目が吸い込まれるようなNatural Acrctic Bue Burst。Arctic Blueを木地着色しキルトメイプルの硬い部分のナチュラル部分を拭き取ってキープ、その上でボディエッジに絶妙な幅でBlue Burstフィニッシュ。マッチングヘッドもいい感じです。
HCシリーズHum、SCシリーズハムシングルのピックアップは従来より定番のHシリーズやSAシリーズと比べ、よりトーンのレンジが広くエフェクター乗りが良いとされています。トレモロはFine Tuningのない一番ベーシックなBaby Floydにロッキングペグ。コントロールは最近の定番スタイル。5点スイッチがセンター時(センターPU)にToneプルでネックPUとブリッジPUのコンビネーションに瞬時に切替。ミニスイッチはコイルタップ。
BIG BOSS仙台店様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Black (3.28kg)
FlameやQuiltメイプルのオーダーが主流の中、久々のオーソドックなSTスタイルモデルです。The CLASSICは一般的なSTスタイルギターと比べ僅かに小振りなボディ。Alderボディ、Mapleネック、Rosewood指板。ナット幅はTomがオファーしている2種類の中から1 11/16″ (42.86mm) のサイズが選択されています。Master VolumeにMaster Tone、5点スイッチのセンターの時にToneプルでフロントとリアのコンビネーション、ミニスイッチはスプリッター。
ここでTom Andersonギターのナット幅についてご説明したいと思います。ナット幅は2種類あり、ご希望のナット幅を(全モデル対応)オプションチャージなしでオーダー時に選ぶことができます。その2種類とは、① 1-5/8″ (41.28mm… 一般的なSTスタイルギターは42mm)と、② 1-11/16” (42.86mm…一般的なLPスタイルは43mm)です。1.6mmほどの僅かの違いですが指や手の感覚は予想以上に敏感にこの違いをハッキリと見極めます。最終的にはプレーヤー本人の好みということになります。試奏をする機会があったら注目してチェックすると興味深いと思います。さらに気になる方はナット幅だけでなく、スケール、フレット、ネックシェイプなどネック関連の総合案内ページ(USA Tom Anderson)をご覧ください。
ESP CRAFTHOUSE様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Bora to Trans Blue Burst (3.40kg)
The CLASSICの定番Bora Bora Blueのカラーバリエーション違いのBora to Trans Blue burstフィニッシュ。主な仕様はSwamp Ash Body, Maple Neck, SSH, Switcheroo, Schaller (Floyd Rose), Locking Nutなどが共通スペックとなっています。HシリーズのハムとSAシリーズのハムシングルは中域〜低域の押し出しが強いイメージするあのサウンドとトーンです。
Guitar Planet様カスタムオーダー品
ANGEL, Cajun Magenta (3.24kg)
ピンクとパープルが混ざったようなスパイスの効いたカラーがCajun Magenta。モデルは24フレット仕様のANGEL。主な仕様はQuit MapleトップにEastern Basswoodボディ、Mapleネック、Rosewood指板、ヘッドにはボディと共色のCajun Magentaロゴ(Option)。ネックPUのH1スタンダードアウトプットにマッチング出力のSA1ハムシングル、ブリッジ側はネック側のH1と比べ20%前後アップの出力が設定されたH2+のコンビネーション。ピックアップコントロールはSwitcheroo。各PUがそれぞれ独立してハム/タップ/パラレルを選ぶことができ組合せも自由に選択、さらにBlowerのワンスイッチで全てのPU組合せをバイパスしてブリッジPUだけを選択。あらゆるピックアップのコンビネーションが可能です。
トムアンダーソンギター特約店が独自のノウハウとテイストでオーダーするカスタムモデ ルとは別に、お客様自身がご希望のカスタムスペックでオーダーすることも可能です。詳しくは、Tom Anderson Japanサイトをご覧ください。このようなコロナ禍ではありますが、多くのご予約注文を頂いております。2021年8月現在2022年4月以降のカスタムオーダーを受付けております。
・リクエストの多いピックアップの製品案内はこちらから。
・最新情報はこちら:Tom Anderson Guitar U.S.A.サイト
(注-1)日本では通常フロントPU、リアPUと言われていますが、当ブログでは、USAで標準的な呼び方を採用しています。ネック側のピックアップを「ネックPU」、ブリッジ側を「ブリッジPU」と言う表現です。
(注-2)スケールの呼び名について、通常日本ではGibsonに代表される24 3/4″のスケールをミディアムスケールと呼ぶのが一般的ですが、USAで標準的な呼び方を使用することにしました。24 3/4″スケールをショートスケールと表現させていただきます。