Tom Anderson 新着情報 – October 2022
当初の予定より2ヶ月ほどの遅れがまだありますが、Tom Anderson Guitar 2022年10月の新着は2本。ではモデルと納品先を順にご紹介して行きましょう。
ギタープラネット様カスタムオーダー品
DROP TOP CLASSIC, Blue Wipeout (3.26kg)
このDROP TOPのフィニッシュはBlue Wipeout。濃いめのブルーと薄いブルーの境目が見える波打ち際をイメージしたのがWipeout。特にブルーはそのグラデュエーションが絶妙ですね。しかしいこのモデルの最大の特徴は ……. 家具や内装材にも使われるアフリカ産の「リンバ(Limba)」がボディ材に使われていることです。ギターでは 通常「コリーナ(Korina)」と呼ばれ1958年に小量生産されたGibsonのFlying VやExplorerは伝説的な存在になっているのと同じ材です。このボディバックのLimba材は非常に深みのあるTrans Blueフィニッシュで、その美しさに思わず見入ってしまうほどです。しかし残念ながらその写真がうまく撮れませんでした。気になる方はギターのサウンドや弾き心地と同時に、そのボディバックの仕上がりにもぜひ注目してギタープラネット様でご確認ください。まだそのLimba材が選ばれるのモデルは少数ですが、非常に注目の材です。次回入荷時には、トーンの確認と共に、Limba材の写真がうまく撮れるようにしたいと思います。今回初めてですが、スペック内容は添付のスペックリストを参照でお願いいたします。
G’Club渋谷店様カスタムオーダー品
The CLASSIC, Bora Bora Blue (3.40kg)
The CLASSIC, Bora Bora Blueと言えば、Tom Andersonの中でもど定番のモデルで、あのDAITA氏も1996年製(26年前)のClassic Bora Bora Blueを今だにメインギターの1本とても使用するほどです。今回のこのモデルはいくつかDAITA氏のモデルとは違ったところがあり、その観点から違いを検証してみたいと思います。違いは4点!(DAITA氏のモデルをD:と表現します。)
【1】ややワイドな1 11/16″ 42.8mmナット幅(D: 1 5/8″ – 41.28mm)
【2】Vintage Tremolo(D: Floyd Roseロッキングトレモロ)
【3】Locking Peg(D: Lockナット)
【4】Blackheart指板(D: メイプル指板)
その中でBlackheart指板が一番気になりますね。色んな見解があるようですが、この材の詳しい説明はTom自身から聞いて近日リポートしたいと思います。実物はG’Club渋谷店様でご確認ください。
トムアンダーソンギター特約店様が独自のノウハウとテイストでオーダーするカスタムモデ ルとは別に、お客様自身がご希望のカスタムスペックでオーダーすることも可能です。2022年10月現在、2023年春のカスタムオーダーを受付けております。詳しくは、Tom Anderson Japanサイトをご覧ください。
・リクエストの多いピックアップの製品案内はこちらから。
・最新情報はこちら:Tom Anderson Guitar U.S.A.サイト
(注-1)日本では通常フロントPU、リアPUと言われていますが、当ブログでは、USAで標準的な呼び方を採用しています。ネック側のピックアップを「ネックPU」、ブリッジ側を「ブリッジPU」と言う表現です。(注-2)スケールの呼び名について、通常日本ではGibsonに代表される24 3/4″のスケールをミディアムスケールと呼ぶのが一般的ですが、USAで標準的な呼び方となっている、24 3/4″スケールをショートスケールと表現させていただきます。