2016NAMM速報 – EASTWEST STUDIO vol.3
NAMMショー前に訪問したEASTWEST STUDIOレポートの最後に紹介するのは、MIXとMASTERINGに特化したSTUDIO-5の部屋です。真ん中奥がボーカルブースです。
この部屋に入ると正面にある96-chのNEVEカスタムボードに圧倒されます。スタジオを案内してくれたLAURAとTOMOがポーズ?…仕事してんですかね〜?Studio5使用の主なアーティストと作品:
Nirvana’s MTV Unplugged in New York mixed, R.E.M. records Monster, The Red Hot Chili Peppers One Hot Minute, Incubus records Make Yourself, Franz Ferdinand’s You Could Have It So Much Better, Slayer records Divine Intervention, Guns N’ Roses record their album The Spaghetti Incident?, Michael Jackson’s Thriller Dangerous, Natalie Cole records Don’t Look Back, Whitney Houston’s “I Will Always Love You”, AC/DC records Ballbreaker, Madonna records Like A Prayer
1970前後のものと思われるNEVEのマイクプリ31105に …
Teletronix LA-2A〜Ureiの歴代のコンプ、NEVE 33609、Dakingマイクプリ …
Manley, Carter Music Lab, Tubetech、その他にも色々とあり、もう少し知る時間が欲しかったですが、エンジニアにとっては、たまらない空間でしょうね。Studio-5のCONTROL ROOMに併設されているのは横長で12帖ほどのボーカル専用ブース。非常にゆったりしていてボーカルに集中できそうです。当然ですが壁と天井の角度はランダムになっており、手を叩いても話し声も自然で、部屋全体が均一で非常に心地よい響きです。
CONTROL ROOM前の左右にあるのがこのメインモニタースピーカー。次回もしチャンスがあったらエンジニアに案内してもらい是非!そのサウンドを聴かせてもらいたいと思います。
2014, 2015と連続で訪問した心地良いリバーブ感を感じる響きが特徴のスタジオ、UNITED RECORDING(旧OCEANWAY STUDIO)と比べると(以前の関連記事)、EASTWEST STUDIOは無色透明で自然な響きのスタジオ。レコーディング・スタジオと言うと機材ばかりに目が行きがちですが、部屋の響きも前提としたスタジオコンセプトの重要さをつくづくと感じる機会となりました。
スタジオ以外の施設の写真をJESフェイスブック・ページで紹介しています。興味ある方はチェックしてみてください。
Special thanks to Adam, Keith & Laura.
<P.S.>
明日、1/18(月)は宿泊中のStudio Cityから車で北へ2時間半ほどの先にあるL.R.Baggsを訪問します。少し前にアップしたNAMMショーで初デビュー予定のSTADIUM ELECTRIC BASS D.I.のプリビューをお伝えできるかもしれません。