HAOニュープロジェクトVol.4〜ベースプリアンプペダル
ベースプリアンプペダルの開発が着々と進行中。仕様も変更につぐ変更で、使いやすさの本質を追求したプリアンプ像が見えてきました。
このペダルは透明度とスピード感に溢れたまさにフィルジョーンズの特徴が活かされたプリアンプです。
9Vでも十分なヘッドルームを創り出し、ベースピックアップの瞬間的なパワーもしっかりと受け止めイコライジングできる点が特徴です。その上でさらに18V駆動にも対応する回路になっており、外部18Vアダプターをつかった場合は、より余裕のあるダイナミックスなサウンドが生まれるといった、懐の深いペダルを目指しています。
今日はその違いを再チェック。9Vから12V、そして18Vまで、音の違いを確かめます。
9Vでの素直でクリアな音。ほとんどのベースに対してはこれで十分な性能を発揮できることでしょう。そして18Vにするとワイドレンジになり、音に艶が加わります。プリアンプ部でのヘッドルームが倍になることで多弦ベースやアクティブベース等のハイゲインで幅広い周波数をもったシグナルを余裕で受け取る印象。ダイナミクスも一段と広くなり、巧い下手が強調されてしまうかも。
とはいえ一聴ではわずかな違いなので、演奏形態や楽器によってはあまり必要性が無いとも言えます。どちらかと言えば各楽器の微妙なトーンが重要な音楽であったり、バンドで音が埋もれそうな場合に、この18Vでのグイグイ前に出てくるサウンドが助けになるかもしれませんね。
手前のサンプルは2号機、奥は1号機で、違いなども確かめながら、さらに回路修正を行っていきます。この結果を受けて3号機のサンプルが来週にも完成予定。いよいよ目指している音が固まってきました。
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