サンタモニカ/L.A.でレコスタを突撃訪問!
今日は土曜日、ホテルがビーチ沿いなので朝は散歩からスタート。日本では仕事前にこんなことはないんで出張で宿泊しているサンタモニカならでは。(Tomo & Jes) 今回はいつもとはちょっと違ったレポートです。
当社運営のリハスタJ’z Studioはレコーディングにもかなり力を入れています。実はこの数年海外に出る度に、ロスやN.Y.周辺のレコーディングスタジオやリハスタを訪問し、色々な参考になる知識を得たり現地のレコスタと情報交換をやっています。
今回は誰の紹介もなしで突然にレコスタに行くので、まさにレコスタ突撃訪問。
今日予定をしていたそのレコスタ突撃訪問は合計で4スタジオ。まず最初のVapor Studioは移転, 次に建物と雰囲気からかなりハイレベルでプロフェッショナルなレコーディング・スタジオと思わせるPop SoundとShoreline Studioは残念ながら土曜のオープンはしておらず、結局訪問できたのは”4th Street Recording”のみ。1月のナムショーの前にもこの周辺は行きましたが、その時はあいにく日曜で全てクローズドだったので何とか時間は無駄になりませんでした。
ということで、今回の突撃レコスタ訪問は、サンタモニカの “4th Street Recording“。こじんまりとしたスタジオながら、Slip Knot, Brian Setzer, Incubus, Hoobastank, Rob Zombie, Nelly Furtadoなどかなり幅広いジャンルのアーティストが利用しています。
音撮りの部屋は1部屋のみ(約30帖)。中を見せてもらうとホームページの写真と違って、….. かなり雑然としていましたが、現在ローカルアーティストのレコーディングの途中ということで納得。
天井は布で、壁は吸音と木の自然な反射とが交互に。楽器を弾いた時のアコースティックな響きも支持されている理由なんでしょう。
今レコーディング中のアーティスト所有のドラムと思われます。
キーボードは充実しています。なんとB-3とレスリーが常設。
カバーがかかっていますが、生ピアノはヤマハ・グランドのC-7。
訪問時オーナーが不在なのでコントロールルームの見学は無理とのことでしたが、日本から来て今日が最終日なんでと無理やり承諾をもらいました。メイン卓はMCIの1970前後のものと思われるJH-428アナログミキサー。ビーチ・ボーイズのプライベートスタジオで使用していたものを譲ってもらったとのこと。
卓周りは1970〜1980年代のものが多く、
Neve 1066マイクプリ、Telefunken V72プリアンプ、BX-10プレートリバーブ、など、多くのビンテージ機材を使用。….. 詳細はこちら。
そして、毎回使っているわけではないようですが現役活躍中のスチューダーの24トラック、A827テープレコーダー。
アナログ録音にこだわりつつ最終ミックスはPro Tools (HD3)を使用。やはりここならではのレコーディングが多くのアーティストから支持される理由なんでしょう。
楽器も新しい機材を中心にするプレーヤーもいればビンテージ楽器ならではのサウンドに魅せられてこだわるプレーヤーがいるように、こちらで見るレコスタはそれぞれが非常に個性的。以前訪問したレコスタ突撃レポートは当社運営のJ’zスタジオ・ブログでも見れますので興味ある方はご覧になってください。
明日はいよいよゴダンギターの本拠地カナダのモントリオールへ向かいます。まだまだレポート続きます。